先日、ミュージカルゆかりの地、大島へ行ってきた。
三女神の次女、タギツ姫神をお祀りしている中津宮、
女人禁制の沖ノ島を拝す、沖ノ島遥拝所をお参りしに行ったのだ。
色々と不思議なことが続いたので…
フェリーに車を載せると、べらぼうに料金が高いので、
自転車で回ることにした。
電動自転車だったので、快適…
でした、最初のうちは…
中津宮は緑深い神社。
太古の昔から変わっていないようで、趣き深い。
沖ノ島遥拝所は遥かなる大海に面したところで、
その昔、この海を天がけた宗像族の姿が浮かんでくるーー
来てよかったね
主人とそんな話しをしながら、
自転車でタゴリ姫神ゆかりの場所へと向かった。
そこへ向かう道のりも心地よかった。
最初のうちは・・・
坂道をのぼると、向こうに海がサーツと開け、
海に向かって自転車をこぐ…
ああ、私達、風になってる
みたいな…
ところが、近道をしようと、遊歩道に入ったそのときから、
悪夢は始まった…
だいぶ山道を下ったところで、道が狭くくねくねとなり、
段が現れはじめ、自転車では進めないところが増えてきて…
やむなく自転車から降り、押しだしたが、
電動自転車なので、重い重い。
とても押して運べない
戻ることはもっとできないし…
やばいかも
と不安にかられつつ進んでいくと…
反対から来たボーイスカウトの男の子がうずくまっていて
聞いてみると、下の方にももう一人もっと具合の悪い子がいる
とのこと…
その子達も下から自転車を押し押し登ってきて、
へばってしまったそうで、
その子は途中で自転車を捨てて、登って来たとのこと。
これより下は、段が険しく、上り下りがあって、とても自転車は無理だという。
電話は圏外で通じない
周りにはひとっこ一人いない。
前へも後ろへも進めそうにない。
ボーイスカウトの子達をどうしよう
自分達ももうヘロヘロだ
あわや、遭難
幸い、お互い水分はもっているから何とかなっているが…
私達は途方にくれた。
と、その時、ふと横を見ると…
遠くに県道が見える…
でも
道はない。
鉄条網もある。
上りが険しいところも見える。
それでも、そこへ出れば電話も通じて、
ボーイスカウトのリーダーへ連絡できるし、
よもやの時は救急車も呼べる
行くしかない
重たい自転車を押しながら、
(私は途中で押せなくなり、主人に運んでもらった)
鉄条網を越え、道なき道を進み、
無事に何とか県道へ出られた
ボーイスカウトの一人も自力で(自転車は捨てたまま)出れらた。
良かった~~遭難はまぬがれた
携帯はまだ圏外なので、私達はもう一人を迎えに戻った。
さっきの遊歩道へ戻ると、ヨロヨロと自転車を押しつつ登ってくる男の子を見つけた。
よかった。倒れてはいないぞ
片足をひきずっているが、意識もしっかりしているし、何とか歩けそうだ。
このまま登るのはもっと困難ななこと、
連れの子も横に見える県道へ出たことを話し、
主人が自転車を運び、私は男の子と一緒に県道へと向かった。
なんとか全員県道へ出られた
男の子たちもボーイスカウトの人に連絡がつき、何とかなり、
私達は安心して自転車で帰途についた。
それにしても…
遊歩道は自転車での通行は無理
と書いておいて欲しかった。
その時は無我夢中でのりきったけど、
船にたとりついたときには目がクラクラ・・・
横を見ると、主人の顔が青白い。
「顔が青いよ、大丈夫?」
と言うと、
「ゆかの顔も青いよ、大丈夫?」
と言われた。
ふたりでお互いの顔が青白いと
変なところでうけて笑ってしまった。
でも…
もしも、あのとき、あの県道へ出られる場所で、
あの男の子達と会わなかったら、
私達は下へ降り続け、いよいよ土ツボにはまったことだろう。
あの男の子たちも私達と会わなかったら、
もっと怖いことになっていた。
あそこでお互いが出会えたことは奇跡と思う。
ーー私達は目に見えぬ何かに守られているーー
そんな気持ちが湧いてきた。
ありがとうございます。見えない何かに感謝します。
そんなこんなの大島参拝の旅ーー
一生忘れそうにありません
三女神の次女、タギツ姫神をお祀りしている中津宮、
女人禁制の沖ノ島を拝す、沖ノ島遥拝所をお参りしに行ったのだ。
色々と不思議なことが続いたので…
フェリーに車を載せると、べらぼうに料金が高いので、
自転車で回ることにした。
電動自転車だったので、快適…
でした、最初のうちは…
中津宮は緑深い神社。
太古の昔から変わっていないようで、趣き深い。
沖ノ島遥拝所は遥かなる大海に面したところで、
その昔、この海を天がけた宗像族の姿が浮かんでくるーー
来てよかったね
主人とそんな話しをしながら、
自転車でタゴリ姫神ゆかりの場所へと向かった。
そこへ向かう道のりも心地よかった。
最初のうちは・・・
坂道をのぼると、向こうに海がサーツと開け、
海に向かって自転車をこぐ…
ああ、私達、風になってる
みたいな…
ところが、近道をしようと、遊歩道に入ったそのときから、
悪夢は始まった…
だいぶ山道を下ったところで、道が狭くくねくねとなり、
段が現れはじめ、自転車では進めないところが増えてきて…
やむなく自転車から降り、押しだしたが、
電動自転車なので、重い重い。
とても押して運べない
戻ることはもっとできないし…
やばいかも
と不安にかられつつ進んでいくと…
反対から来たボーイスカウトの男の子がうずくまっていて
聞いてみると、下の方にももう一人もっと具合の悪い子がいる
とのこと…
その子達も下から自転車を押し押し登ってきて、
へばってしまったそうで、
その子は途中で自転車を捨てて、登って来たとのこと。
これより下は、段が険しく、上り下りがあって、とても自転車は無理だという。
電話は圏外で通じない
周りにはひとっこ一人いない。
前へも後ろへも進めそうにない。
ボーイスカウトの子達をどうしよう
自分達ももうヘロヘロだ
あわや、遭難
幸い、お互い水分はもっているから何とかなっているが…
私達は途方にくれた。
と、その時、ふと横を見ると…
遠くに県道が見える…
でも
道はない。
鉄条網もある。
上りが険しいところも見える。
それでも、そこへ出れば電話も通じて、
ボーイスカウトのリーダーへ連絡できるし、
よもやの時は救急車も呼べる
行くしかない
重たい自転車を押しながら、
(私は途中で押せなくなり、主人に運んでもらった)
鉄条網を越え、道なき道を進み、
無事に何とか県道へ出られた
ボーイスカウトの一人も自力で(自転車は捨てたまま)出れらた。
良かった~~遭難はまぬがれた
携帯はまだ圏外なので、私達はもう一人を迎えに戻った。
さっきの遊歩道へ戻ると、ヨロヨロと自転車を押しつつ登ってくる男の子を見つけた。
よかった。倒れてはいないぞ
片足をひきずっているが、意識もしっかりしているし、何とか歩けそうだ。
このまま登るのはもっと困難ななこと、
連れの子も横に見える県道へ出たことを話し、
主人が自転車を運び、私は男の子と一緒に県道へと向かった。
なんとか全員県道へ出られた
男の子たちもボーイスカウトの人に連絡がつき、何とかなり、
私達は安心して自転車で帰途についた。
それにしても…
遊歩道は自転車での通行は無理
と書いておいて欲しかった。
その時は無我夢中でのりきったけど、
船にたとりついたときには目がクラクラ・・・
横を見ると、主人の顔が青白い。
「顔が青いよ、大丈夫?」
と言うと、
「ゆかの顔も青いよ、大丈夫?」
と言われた。
ふたりでお互いの顔が青白いと
変なところでうけて笑ってしまった。
でも…
もしも、あのとき、あの県道へ出られる場所で、
あの男の子達と会わなかったら、
私達は下へ降り続け、いよいよ土ツボにはまったことだろう。
あの男の子たちも私達と会わなかったら、
もっと怖いことになっていた。
あそこでお互いが出会えたことは奇跡と思う。
ーー私達は目に見えぬ何かに守られているーー
そんな気持ちが湧いてきた。
ありがとうございます。見えない何かに感謝します。
そんなこんなの大島参拝の旅ーー
一生忘れそうにありません