ヤマトより愛をこめて
森川さん「小さい頃からわりと人前でなにかするのが好きでしたか?」
ジュリー「いや、内心はやりたいんだけども、恥ずかしがりやで、できなかった。だから歌は好きだったし、そのころは流行歌って言ってたんだけど、歌謡曲を、ラジオから流れてきてるやつをおやじやお袋が聞いてたのを覚えて、あと、物心ついた頃からは自分たちがこれが好きだというのを覚えて、西郷輝彦さんとか、舟木一夫さんとか橋幸夫さんとかは頻繁にかかるから覚えちゃうし。そういうのを、修学旅行や遠足の時に、観光バス乗ると、マイクが回ってきて、ドキドキしながら、早く来いと思いながらも来るとドキドキしちゃって。だいたいみんな率先してやるようなやつはあまりいなかったけど、中にそういうやつがいると、なかなか回ってこないから、つまんないじゃない、どれ歌おうかなとか。好きな子がいたりすると、あの子は聞いてくれるかな~と思いながら、ドキドキしながらね歌ったりはしてたんだけど。小学校3年生くらいまでは音楽の時間に、沢田くんとか、言われて歌わされたりはしてた。あかりをつけましょ、ぼんぽりに~とか、そういうの歌わされて、はい、席に戻りなさいとかあったし、学芸会で1回、わりと主役級のやつをやったことがあって、も
う、恥ずかしくて恥ずかしくて」
手振りしながら、よく話すジュリーです。
鈴木さん「あがっちゃうとなりきれちゃう方ですか?」
ジュリー「いやいや、子供の頃はそうじゃなかったですよ。泣きそうになるもの。ドキドキしちゃって。小学校のころの僕を知ってる人は、ほんとに泣き虫だったっていう。そういうので、歌わされて前に出るのはいいんだけど、叱られて前に出されるのは泣いちゃうのよ。いじめられやすいわけ。はなたれれてるやつらとかにさ~、めんたまにぶちゅっとつっこまれたりするタイプなのよ、これが。それは3年生くらいまでですよ。五六年になるとね、転機があって、学校の中で一番強い、番長みたいなやつが、なぜか知らないけど、同じクラスの町内のやつを僕がいじめたって話になって、僕はそのつもりなかったんだけど、僕がぼこーってどつかれて、ギャフンと言わされて、そうすると上下関係がはっきりするわけ。親分子分みたいな。僕が子分にならされて。そうなると子分になったことが幸いして、ナンバーワンの子分ということで、5本の指くらいに入っちゃうわけ。こういう図式よ。みんなが僕のことを、あいつには逆らえないみたいになって。だからわりとそこらへんで自信がついてきたり。それとソフトボールかがうまかったの、学校内ではけっこう一二番うまいかもし
れない、なんて。小学校のときは。そういうのがだんだん自信になってきて、だんだん強いやつがついててくれるし。だから、おとなしくしてりゃあいいんだ、みたいな。それくらいからかな、泣かなくなったのは」
この番組、きっと地上波のじゃないと思う。まったくコマーシャル入らないし。とにかく饒舌なジュリーです。
かっこいいし~