プリズンブレーク

　壊れたデスクトップが約２週間ぶりに修理されて戻ってきた。映画やドラマを快適に視聴できる環境に戻ったので、昨日はドラマやバラエティを見まくった。
　
　今年の日本の夏のドラマは不作である。ヒット作なし。唯一惰性で視聴しているのが「モンスターペアレント」。扱っている題材が教育だから、これ以上話しを面白く展開させることは不可能かと思われる。１０月からの新ドラマに期待したい。
　
　一方、アメリカのドラマでは僕が好きな「プリズンブレーク」の第４シーズンが始まった。第３話まで見た感想を一言で言えば、最初の物語の設定が強引ということだ。視聴率がそれなりに良くて無理やり続けていることの弊害と言える。
　
　第３シーズンの最後で、主人公達は闇の組織の要望通り、同じ刑務所内にいた重要人物を連れて刑務所からの脱獄に成功した。しかし、その重要人物は脱獄後に用無しとされて組織により殺される。警察組織はその闇組織に対抗するため、刑務所に再び収容しないことを条件に、主人公を始めとした囚人達に協力を要請する。つまり、脱獄囚たちを使って悪に対抗するという訳だ。
　
　展開がドラゴンボールと同じで、かつての敵は次のシーズンでは仲間になる。もちろん現実世界でも起こりうることだが、第１シーズンの理路整然としたストーリー展開と比較すると、そのストーリー設定にかなり無理を感じる。
　
　でも、愛着のあるお馴染みの登場人物が各々の役柄の味わいを出しながら展開するストーリーは、ドラマファンとしては嬉しい。登場人物があまりにもガラッと変わってしまうと、ファンとしては悲しい。これはバンドのファンでも同じで、バンドのメンバーが入れ替わったり、あまりにもバンドの音楽性がアルバムごとに変わったりしてしまうと、がっかりすることも多い。
　
　「２４（トゥエンティーフォー）」は第１シーズンから第６シーズンまで去年の６，７，８月の３ヶ月をかけて全部見た。第７シーズンが今年の年初から放送されるということで心待ちにしていたが、出演者達がストライキに入ったということで撮影が中止。いまだ放送は始まっておらず、同ドラマの１ファンとしては早く再開してほしいものである。
　
　アニメはブリーチの第２話も見たが、やはり面白いとは全然思わなかった。もはや少年の純粋な心を失った中年男にはヒーローもののアニメを堪能することは無理なのかもしれない。ただ、友達に推薦してもらった「秘密」というアニメは結構面白かった。死んだ人の脳を解析して、脳に残った生前の映像などを通じてその人を殺した犯人などを突き止めるのだが、それぞれにドラマがあって大人向けのアニメだ。
　
　アニメでもドラマでも大作にはまりたいなと思っている。大作にはまれば、何話もあるわけで、それだけ長い間楽しみが持続できるからである。日本で韓国ドラマにはまっている母と同じだ。