仕事と人間関係に疲れ大手のSE会社を退職。貯金5000万円32歳で無職生活を始めた男性(ぬこ氏)が2ちゃんねるで話題になっているそうだ。彼は4LDKの800万円弱の中古建ても所有しているという。
ぬこ氏はインタビューに対し、「15歳から、浪人時代、大学時代とバイトに明け暮れていたので、卒業時にはすでに1600万円以上の貯金がありました。SEとしての就業期間は8年半で、年収は平均600万円前後。生活費は月3万円程度で、残業も多かったのでお金を使う暇もなく、利子で増えた分もけっこうありますね」と述べている。
ファイナンシャルプランナーの方によると、5000万円を年2%の複利で運用しながら50年間で取り崩すと、毎月13万円程度を受け取れる計算になるそうだ。
ブラジル人は早期リタイアをして、年金生活したいという人が多いが、日本人でもこういう人が遂に出てきたんだなあと思う。
ただ、ブラジル人の場合、50代前半でリタイアして年金をもらい始めるが、大半の人が自営業やアルバイトを続ける。つまり、年金を生活費に当てて、アルバイト料を稼いで、より豊かな生活を求めるというスタンスである。だから、完全に仕事をしなくなるわけではない。
そもそも、現在の50代は若い。ソフトウェア業界など、次々と新しい技術が誕生して、それを習得していかなければ生き残っていけないような業種はともかく、豊かな知識と経験こそが重要な仕事では、50歳代の人間は円熟期に入っており、その能力を如何なく発揮できるわけだ。だから、完全にリタイアしてしまうことは社会的な損失だし、その人個人にとってもそれが最善の策とは思えない。
人はお金がないと生活できない。だから、働かなければならない。こういう考えの人は仕事を義務と考えているため、社会的成功を収めるのは難しいだろう。本来は逆なのである。
自分自身が幸せに生活したい。だから、自分が好きなことを仕事にして、社会に貢献する。その結果としてお金をもらい、生活ができる。こういう考えの人は、仕事が楽しみであるから、やればやるほど幸せを感じるため、社会的成功も個人的成功も達成しやすくなると言える。
ぬこ氏もインタビューで、人のために何かできないかと模索中で、勉強が好きなことから精神科医を目指そうと考えているそうだ。つまり、いくらお金があろうが、通常の人間であれば、いつまでも家の中に引きこもっていたら楽しくなく、労働して社会に貢献したいと思うのが普通なのである。
日本人は一番多感な時期である中学・高校時代に受験のためにずっと勉強に明け暮れ、自分が好きなことややりたいことを深く考えずに過ごしてしまう。結果として、親や社会が望むような会社に入り、自分が好きでもない仕事に就いてしまう。就職して、しばらく働き、何かおかしいと思った時には時すでに遅しである。もちろん、自分の好きな仕事を見つけて転職することもできるが、日本社会はそういった人にあまり寛容ではなく、そのリスクは大きい。
ぬこ氏のリタイア計画は、お金を稼がなければならないという制約を受けずに、本当に自分がしたいことを見つけて、自分が好きな仕事をして、ある程度自由に生きたいということになるんじゃないかと思う。
お金に関して言わせてもらえば、たとえ利子だけで生活できるようになっても、本人が死んでしまえば、その利子の元となる元金はこの世では使えなかったということになる。つまり、せっかく苦労して貯めた5000万円を使わずに死んでしまうことになる。子供がいれば、遺産として子供に譲渡されるため、取り敢えず子供は得するが、貯金した本人はそのお金が与えてくれる恩恵を享受できていないのだ。
いくらお金を貯めても、そのお金をあの世に持っていくことはできない。輪廻転生を信じていると言ったって、生まれ変わってしまったら、銀行の預金残高はゼロである。お金はそれ自体は全く価値のないものであり、使ってこそ意味があるものなのだ。
また、ある本にはどんなにたくさんお金を銀行に預金しようが、お金に対する不安は解消されないと書かれていた。つまり、何億、何十億と貯金を持っていようが、お金に対する不安はなくならない。また、夫婦間でお金に関して問題になるのは、お金の量ではなく、そのお金の使い方だそうである。だから、お金持ちであっても、常にお金は大きな問題の1つとなるのである。
ブラジルと違い、治安がいい日本では、交通事故や病気以外で30代で死ぬことはまずない。でも、いつ死んでもおかしくはない。5000万円貯めて、死んでしまったら、泣きたくても泣けないだろう。1、2年自分探しで自己投資して、自分の生き方、次なる職業を見つけた段階で、賢くお金を使っていって欲しいなあと思う。
ぬこ氏はインタビューに対し、「15歳から、浪人時代、大学時代とバイトに明け暮れていたので、卒業時にはすでに1600万円以上の貯金がありました。SEとしての就業期間は8年半で、年収は平均600万円前後。生活費は月3万円程度で、残業も多かったのでお金を使う暇もなく、利子で増えた分もけっこうありますね」と述べている。
ファイナンシャルプランナーの方によると、5000万円を年2%の複利で運用しながら50年間で取り崩すと、毎月13万円程度を受け取れる計算になるそうだ。
ブラジル人は早期リタイアをして、年金生活したいという人が多いが、日本人でもこういう人が遂に出てきたんだなあと思う。
ただ、ブラジル人の場合、50代前半でリタイアして年金をもらい始めるが、大半の人が自営業やアルバイトを続ける。つまり、年金を生活費に当てて、アルバイト料を稼いで、より豊かな生活を求めるというスタンスである。だから、完全に仕事をしなくなるわけではない。
そもそも、現在の50代は若い。ソフトウェア業界など、次々と新しい技術が誕生して、それを習得していかなければ生き残っていけないような業種はともかく、豊かな知識と経験こそが重要な仕事では、50歳代の人間は円熟期に入っており、その能力を如何なく発揮できるわけだ。だから、完全にリタイアしてしまうことは社会的な損失だし、その人個人にとってもそれが最善の策とは思えない。
人はお金がないと生活できない。だから、働かなければならない。こういう考えの人は仕事を義務と考えているため、社会的成功を収めるのは難しいだろう。本来は逆なのである。
自分自身が幸せに生活したい。だから、自分が好きなことを仕事にして、社会に貢献する。その結果としてお金をもらい、生活ができる。こういう考えの人は、仕事が楽しみであるから、やればやるほど幸せを感じるため、社会的成功も個人的成功も達成しやすくなると言える。
ぬこ氏もインタビューで、人のために何かできないかと模索中で、勉強が好きなことから精神科医を目指そうと考えているそうだ。つまり、いくらお金があろうが、通常の人間であれば、いつまでも家の中に引きこもっていたら楽しくなく、労働して社会に貢献したいと思うのが普通なのである。
日本人は一番多感な時期である中学・高校時代に受験のためにずっと勉強に明け暮れ、自分が好きなことややりたいことを深く考えずに過ごしてしまう。結果として、親や社会が望むような会社に入り、自分が好きでもない仕事に就いてしまう。就職して、しばらく働き、何かおかしいと思った時には時すでに遅しである。もちろん、自分の好きな仕事を見つけて転職することもできるが、日本社会はそういった人にあまり寛容ではなく、そのリスクは大きい。
ぬこ氏のリタイア計画は、お金を稼がなければならないという制約を受けずに、本当に自分がしたいことを見つけて、自分が好きな仕事をして、ある程度自由に生きたいということになるんじゃないかと思う。
お金に関して言わせてもらえば、たとえ利子だけで生活できるようになっても、本人が死んでしまえば、その利子の元となる元金はこの世では使えなかったということになる。つまり、せっかく苦労して貯めた5000万円を使わずに死んでしまうことになる。子供がいれば、遺産として子供に譲渡されるため、取り敢えず子供は得するが、貯金した本人はそのお金が与えてくれる恩恵を享受できていないのだ。
いくらお金を貯めても、そのお金をあの世に持っていくことはできない。輪廻転生を信じていると言ったって、生まれ変わってしまったら、銀行の預金残高はゼロである。お金はそれ自体は全く価値のないものであり、使ってこそ意味があるものなのだ。
また、ある本にはどんなにたくさんお金を銀行に預金しようが、お金に対する不安は解消されないと書かれていた。つまり、何億、何十億と貯金を持っていようが、お金に対する不安はなくならない。また、夫婦間でお金に関して問題になるのは、お金の量ではなく、そのお金の使い方だそうである。だから、お金持ちであっても、常にお金は大きな問題の1つとなるのである。
ブラジルと違い、治安がいい日本では、交通事故や病気以外で30代で死ぬことはまずない。でも、いつ死んでもおかしくはない。5000万円貯めて、死んでしまったら、泣きたくても泣けないだろう。1、2年自分探しで自己投資して、自分の生き方、次なる職業を見つけた段階で、賢くお金を使っていって欲しいなあと思う。
ぬこ氏と同じ状況で悩んでいた人間より
リアイアについて本質的なことをいわれて、
感銘を受けてコメントしております。
なにもしないことの難しさ(できない事の苦しさ)を何気なく書かれアドバイスされたと思いますが、多大なる影響を受けました。是非、ブラジルでの幸せがたくさんありますように。おっしゃるとおり、お金では幸せは買えません。
ただ、私自身自分への戒め・応援という意味で書いた部分もあります。
考えている事と実際に行動に表したことと違うこともあります。
その辺りをじっくり吟味して、自分自身も幸せな金持ちを目指したいです。