暮らしやすいけど、生きにくい国。
3年ぶりに日本に帰って思った日本に対する印象。
一方、ブラジルはその逆。
暮らしにくいけど、生きやすい国。
ブラジルを褒めすぎかな。
とにかく、日本は非常に便利で快適。治安はいいし、食事はうまいし、接客サービスは最高。物はバラエティーに富み、品質は高く、しかも安い。
こんなに素晴らしい国はないんじゃないかなと今回の滞在で改めて確認した。
日本人はこれらすべてに自信と誇りを持っていいと思う。
1ヶ月間日本で生活して、16年間住み続けたブラジルに初めて帰りたくなくなった。
なぜなら、ブラジルは全く対極に位置する国だから。治安は最悪だし、食事はまずいし、接客サービスは最低、品数は少なく、品質は悪く、しかも高い。
僕は今までブラジル人から何度も「どうして日本という素晴らしい国から、こんなブラジルという国に来たんだ」と何度も質問されてきた。
その度に僕は「ブラジルもいいところあるよ」と反論してきた。
でも、今回ばかりは何かブラジルを擁護できないくらいところまできたかもしれない。
日本の良さばかりが目に止まり、ブラジルの悪い部分にほどほど嫌気がさしている。
今までも、日本を良く思ったり、悪く思ったり、反対にブラジルを良く思ったり、悪く思ったり、時期によってそれぞれの国に対する見方が変わってきた。
だが、今回は決定的に何か違う感じがする。
ようやくブラジル人に言われ続けてきたことを、本当の意味で理解し始めているのかも知れない。
でも、だからと言って、日本が最高かと問われれば、そうとは言い切れない。
1億総中流と言われ時代とは違い、今の日本は下層階級が増え、確実に格差が広がった。
終身雇用・年功序列と言った古き良き制度はとうの昔に廃れ、会社における非正規職員の割合が増え、国民の平均年収は減り続け、年金制度は崩壊、国民皆保険は維持するのが難しくなっている。
生活が安定しなければ、結婚も出来ず、子供も生めない。嘗ては当たり前だった、普通の幸せな家庭を築くことに対するハードルがもの凄く高くなってしまった感がある。
また、退職した団塊の世代の年金・健康保険(既得権)のために、現役世代に多大なる負担を強いているのも問題だ。もちろん、この世代が戦後の日本経済に貢献したわけで、彼らがその権利を享受すべきでないと言っている訳ではない。
ただ、世代間格差が明らかになっている中で、問題の根本的な解決を先送りにしていたら、若者の未来に対する閉塞感を継続させるだけである。
これでは日本の将来に夢も希望も持てないだろう。
人間関係の難しさも日本の悪い点である。自殺者・引きこもりの多さは、その辺が原因であろう。競争が激しく、社会からの要求が高いために、それに対応できない人は非情にも排除されてしまう。
そんな、そんな生きにくい日本ではあるけど、それでもブラジルよりはいいのかなと見えてしまった今回の日本への帰国であった。
ポルトアレグレは観光地ではないので、正直見所はありません。
敢えて言えば、中央市場とガゾメトロになりますが、いい場所だとは思いません。
料理はやはりシュハスコ料理です。35というレストランでは地元の踊りも見られます。
結婚式で気をつけることは、日本と同じように礼儀を重んじていれば特にないと思います。
プレゼントはもらう人次第なので全く分かりません。
ありがとうございました。
とてもよい記事なので勝手ながら私の拙いブログですがURLを貼らせてもらいました。事後 承諾のお願いですが宜しくお願いいたします。 osamu 拝
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