日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

ブラジルのサッカーの代表チーム(セレソン)がポルトアレグレにやって来た

2009年04月04日 00時30分41秒 | ブラジル事情
 ブラジルのサッカーの代表チーム(セレソン)が、僕が住んでいるポルトアレグレ市にやって来た。2010年の南アフリカワールドカップ予選でペルーとの試合を行うためである。

 今回は僕が住む、ブラジル最南端のリオグランデドスル州出身(ガウーショ)の選手がセレソンにいたために、その注目度も大きかった。

 ポルトアレグレにはブラジルを代表する2大クラブチームが存在する。1つはグレミオで、もう1つはインテルナシオナルだ。

 グレミオは青・黒・白の3色を使ったユニフォームが特徴で、サポーターの愛称はグレミスタ。日本で開催されるトヨタカップにも南米代表で2度出場したことがある。

 インテルナシオナルは赤と白の2色を使ったユニフォームが特徴で、サポーターの愛称はコロラード。一昨年に南米のリベルタドーレスで優勝し、日本で行われたクラブ世界選手権に出場し、決勝で当時ロナウジーニョ・ガウーショがいた常勝軍団バルセロナFCに勝って、初めての世界一に輝いた。

 ポルトアレグレの市民の多くは、どちらかのチームを応援している。グレミオとインテルナシオナルとの試合は「グレナル」と言って、市民が真っ二つに分かれて、ライバル心むき出しで応援するために大変盛り上がる。

 現在のセレソンの監督ドゥンガは、インテルナシオナルの出身。そして、先ほどのクラブ世界選手権にインテルナシオナルの代表メンバーとして、当時17歳の最年少で出場して得点を決め、現在イタリアのACミランで活躍しているアレシャンドレ・パトもインテルナシオナルの出身。また、同じく現在イタリアのACミランでプレーしているロナウジーニョ・ガウーショはグレミオ出身である。

 今回の南米予選の試合には、この3人のガウーショがいたために、その報道振りもかなり力の入ったものであった。ロナウジーニョとパトは先発メンバーではなかったが、後半の途中から出場した。相手はペルーで、3対0と勝利していたから、彼らは気楽にプレーできたと思う。

 本当に久しぶりにセレソンの試合をテレビで生で見た。ロナウジーニョ・ガウーショは怪我でミランでもあまりプレーしていないが、プレー自体に切れがなかった気がする。彼のドリブルは何か重たい感じがした。ボールが足にぴったりついているようなドリブルが特徴だ。彼は2度も世界最優秀選手に選ばれているが、元々早熟な選手であり、まだ29歳と若いが、既に選手としてピークを迎えており、引退も近いのかもしれない。ブラジル代表としては、来年のワールドカップが最後であることは確かだ。

 今回のペルー戦は、インテルナシオナルのホームグラウンドであるベイラヒオスタジアムで行われた。2014年のワールドカップの開催地はブラジルである。このベイラヒオスタジアムは、ワールドカップの開催スタジアム候補地の1つである。2014年に日本代表の試合をこのスタジアムで観戦できたら、日本人としてこれ以上の幸せはないと思う。

 2014年のブラジルでのワールドカップ。ポルトアレグレに多くの日本人を迎え、通訳やガイド、翻訳家としてお手伝いできたらいいなと考えている。

 

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