人生はリスクだらけである。生きている限り、リスクは必ずある。
普通に生活していても病気になる可能性はある。車を運転すれば、事故にあって死ぬかもしれない。家にいたって、ブラジルの場合、銃撃戦の流れ弾に当たって死ぬことすらある。一生懸命仕事をしていても、会社が倒産することもあるし、絶対裏切らないと思っていた妻が愛人を作っている可能性だってある。
一瞬先は闇。だから、僕らはそのリスクを最大限に減らそうとする。
健康保険は病気への対処法、車の保険は事故に対する対処法、失業保険も仕事を失った場合の対処法、国民年金・厚生年金なんてのも将来の年金生活を保証するための保険、結婚届なんてのもはかない二人の想いを書面にして記録させるという保険的な作業である。
ただ、どんなに保険をかけようが、リスクは絶対に0にはならない。人は簡単に死ぬ。でも、ある意味、この世の中で何をしようが死んだ段階ですべてがリセットされてしまう。だから、他人を騙したり、殺したりしなければ、その時々で自分がいいと思ったことをしていくべきなのだと思う。一生聖人君子たる必要はない。
先月のブラジルの自動車販売台数が史上2位だったそうだ。100年に1度と言われているこの世界大恐慌の最中にである。ブラジル政府は今年1月に3ヶ月限定で新車にかかる税金の一部を大衆車を中心に大幅に下げた。それが消費者の購買意欲の向上に結びつき、販売台数の結果につながった。
また、先月末にはブラジル政府は不動産市場の活性化を狙って、銀行におけるローンの基準を特に下層階級中心に甘くした。さらに、下層階級者の住宅取得の促進を狙って、建築資材に対する税金を一時的に大幅にカットした。これにより住宅価格は一時的に下がると予想される。
どちらもブラジル経済が世界恐慌による影響をなるべく受けずに、順調に経済成長していけるようにと狙った政策である。今のところ、これらの迅速で効果的な政策は効を奏しているようである。でも、これはひとえに日本の高度経済成長時代における不況と同じで、右肩上がりの発展期であるから成し得ている結果なのではないかと僕は考える。
ローンの基準を甘くすることは、アメリカ政府が不動産バブルを狙って打ち出したサブプライム問題を将来的にブラジルでも起こすことにつながる。第一、僕が住むポルトアレグレは人口が増えているが、その増加率はわずかであるから、不動産を建てすぎ、供給が大幅に需要を上回れば、絶対にバブルは崩壊するのだ。
問題はいつそのバブルが崩壊するかを見定めることにある。例えば、20年後にバブルが崩壊するのであれば、今不動産を購入して、その価格の上昇の恩恵を受けた上で、19年後に売ってお金に代えてしまえばいいのだ。日本では1970年代に高度経済成長時代を迎え、90年にバブルが崩壊した。つまり、崩壊するまで20年かかったわけだから、ブラジルで今不動産を買うのは賢い選択肢なのかもしれない。
僕らが生きていくうえで必要なのは、総資産を増やすことである。その形は株であっても、現金であっても、金であっても、不動産であっても何でもいい。とにかく資産を形成し、それを利回りで増やしていくことが大切である。
冒頭でも書いたが、人生は常にリスクがある。もちろん、不動産購入はリスクを伴う。でも、資産形成の手段の1つに過ぎないのだ。リスクを嫌う人は、資産を分散させるのが常套手段である。それが一番安全であるからだ。
「リスクを負わないのが最大のリスクである」と本多宗一郎は語っている。
世界経済、ブラジル国内経済。世の中を大局的にどう見るか。
普通に生活していても病気になる可能性はある。車を運転すれば、事故にあって死ぬかもしれない。家にいたって、ブラジルの場合、銃撃戦の流れ弾に当たって死ぬことすらある。一生懸命仕事をしていても、会社が倒産することもあるし、絶対裏切らないと思っていた妻が愛人を作っている可能性だってある。
一瞬先は闇。だから、僕らはそのリスクを最大限に減らそうとする。
健康保険は病気への対処法、車の保険は事故に対する対処法、失業保険も仕事を失った場合の対処法、国民年金・厚生年金なんてのも将来の年金生活を保証するための保険、結婚届なんてのもはかない二人の想いを書面にして記録させるという保険的な作業である。
ただ、どんなに保険をかけようが、リスクは絶対に0にはならない。人は簡単に死ぬ。でも、ある意味、この世の中で何をしようが死んだ段階ですべてがリセットされてしまう。だから、他人を騙したり、殺したりしなければ、その時々で自分がいいと思ったことをしていくべきなのだと思う。一生聖人君子たる必要はない。
先月のブラジルの自動車販売台数が史上2位だったそうだ。100年に1度と言われているこの世界大恐慌の最中にである。ブラジル政府は今年1月に3ヶ月限定で新車にかかる税金の一部を大衆車を中心に大幅に下げた。それが消費者の購買意欲の向上に結びつき、販売台数の結果につながった。
また、先月末にはブラジル政府は不動産市場の活性化を狙って、銀行におけるローンの基準を特に下層階級中心に甘くした。さらに、下層階級者の住宅取得の促進を狙って、建築資材に対する税金を一時的に大幅にカットした。これにより住宅価格は一時的に下がると予想される。
どちらもブラジル経済が世界恐慌による影響をなるべく受けずに、順調に経済成長していけるようにと狙った政策である。今のところ、これらの迅速で効果的な政策は効を奏しているようである。でも、これはひとえに日本の高度経済成長時代における不況と同じで、右肩上がりの発展期であるから成し得ている結果なのではないかと僕は考える。
ローンの基準を甘くすることは、アメリカ政府が不動産バブルを狙って打ち出したサブプライム問題を将来的にブラジルでも起こすことにつながる。第一、僕が住むポルトアレグレは人口が増えているが、その増加率はわずかであるから、不動産を建てすぎ、供給が大幅に需要を上回れば、絶対にバブルは崩壊するのだ。
問題はいつそのバブルが崩壊するかを見定めることにある。例えば、20年後にバブルが崩壊するのであれば、今不動産を購入して、その価格の上昇の恩恵を受けた上で、19年後に売ってお金に代えてしまえばいいのだ。日本では1970年代に高度経済成長時代を迎え、90年にバブルが崩壊した。つまり、崩壊するまで20年かかったわけだから、ブラジルで今不動産を買うのは賢い選択肢なのかもしれない。
僕らが生きていくうえで必要なのは、総資産を増やすことである。その形は株であっても、現金であっても、金であっても、不動産であっても何でもいい。とにかく資産を形成し、それを利回りで増やしていくことが大切である。
冒頭でも書いたが、人生は常にリスクがある。もちろん、不動産購入はリスクを伴う。でも、資産形成の手段の1つに過ぎないのだ。リスクを嫌う人は、資産を分散させるのが常套手段である。それが一番安全であるからだ。
「リスクを負わないのが最大のリスクである」と本多宗一郎は語っている。
世界経済、ブラジル国内経済。世の中を大局的にどう見るか。
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