石に刻まれた可部の歴史
明治から昭和の石に刻まれた 可部(広島市安佐北区)の歴史の
本が出版されました。
執筆者は子供の頃から石碑に興味をお持ちだったようです。
定年を過ぎ自分の育った可部に有る 多くの石碑が
風化されていく前に記録として次の世代に残して置きたいと
強く思うようになられたようです。
常に7つ道具を身に着け 石碑を訪ね 歩かれていました。
可部を流れる 根の谷川の傍に高松山が有り その裾から少し
登った所に沢山のお墓があります。
この墓地には幕末や明治の年号が刻まれたものが沢山
あったそうです。
平成26年8月の土砂災害で多くの墓が流されました。
私の実家の墓も被害にあい一部が流されました。
そこにも足しげく登られ何回か墓の近くで 私や子供達も
出会った事がありました。
いい加減なところで妥協しない厳しさと熱心さをお持ちで
調査されたようです。
誰もが出来ない事を一人でコツコツと調査し5年半の歳月
かけそれをまとめて出版されました。
貴重なそして努力の詰まった本です。
可部に生まれ 可部で育った私にとりましては 身近なものが
沢山あり とても興味深く読ませていただきました。
この本の出版にあたり 私の家にも何度も足を運んで
くださいました。
本の中には私の先祖代々の名前も沢山 出てきます。
個人の墓として 昭和18年に戦死した私の父の墓も
取り上げてくださいました。
2冊目として 江戸時代 をまとめ たものが
令和3年2月に出版されました。
興味のある方は是非一度手に取って ご覧くださる事を
願っています。