誰も住む人も無くなった私の実家は跡取りの兄や
その息子も若くして亡くなりました。
私がまだ嫁ぐ前 私の曾祖母の黒塗りの箪笥が
二階の部屋に在りました。
一番下に小さな戸の様なものが有り 取っ手を引くと
小さな引き出しが出て来ました それの中には昔の手紙や
かんざしが入っていました。
誰が使つていたのか分りませんが眼鏡も入っていたような記憶が
微かに有ります。
誰も居ない時 時々開けて中を見ていたような気がします。
母も住まなくなりその引き出しを私は大事にわが家に
持ち帰っていました。
此の事は誰も知らなかったと思います。
最近 我が家の終活をするのに押し入れを片付けいると
出てきました。
私の父や曾祖母に宛てた手紙も入っています。
大正4年の日付が微かに読み取れます。100年以上も
前の手紙なんですね。
その頃 広島県からはハワイに移住していった人が多くいて
曾祖母の姉妹もハワイに移住したようです。
もしかしたらハワイには私と かすかに血のつながった人が
居るかも知れないですね・・・・。
何だか会ってみたい気もします。