プチホテルのようなユースホステル
宿泊ルームとリビングは、別の建物でした。
ハンブルクからストックホルムまでの往復切符を購入していて、
期間はどれくらいだったのだろうか?
静かな田舎町に滞在しようと、南へ下った。
良いユースホステルの情報を誰かに聞いたのだろう、
小さな田舎街のトラナスtranas。
トラノスの駅から、電話でユースに宿泊の予約を入れた。
ユースに着いて、オーナーさんが私が日本人なので驚いていた。
他に泊り客はと尋ねると、英語の人が来るような事を言っていたので、
それが私だと分かり、半年以上も英語で生活していたので、慣れていたのですね。
6泊もしたので、気に入った場所だったのか、のんびり過ごセタ。
北欧らしく、サウナがあったと思う。
この年の5月に日本を発っていたし、ヨーロッパへ来るとは思わなかったし、
計画をたてての旅ではなく、行き当たりばったりのようなもの。
トラナスには当時毛皮工場があり、お洒落なショップのように、作業工程を見学できた。
カナダで編んだ、ビーバーのジャケットを着ていたから、作業員からも、何となく見られたりしていた。
街には、日当りの良い軒先で、ボビンレースをするおばさんもいたりした。
旅気分ではなく、日常生活のように、のんびりと過ごしていた。
時間がある旅は、お金を使わなくても優雅に贅沢な空間が持てます。
何を考え、どう時間を過ごしていたのか?
もう記憶に残っていないのですが、24歳の私は幸せでしたね。
続く