暑い日でした。松本サリン事件から15年。昨夜の実録ドラマで、現実の河野さんを見て、涙が出ました。怒りや憎しみを押さえて、知力と気力で戦い、家族を守った河野さんの人間力には、深く感動しました。国家権力やマスコミという、大きなものへの、怒りや憎しみ、想像も出来ない程の苦しみを経験すると、個人に対する感情は、例え加害者であっても、人の心に接する事で和らぐのかなと、思わされました。
心を持たない役人の多い事が、悲しいです。オームは国が認めた宗教法人、それで捜査が遅れたなら、国の責任はどうなるのか?足利事件も、建物の耐久審査だって、国の役人は責任ある仕事だから、高い報酬を税金から受けているのに、ただ誤ってすむなら、警察はいりません。刑に服す位の責任がとれないなら、報酬も少なく、まして、高齢になってまで高額給料が欲しいなんて、お金の為にしか働けないとしか思えない。
松本サリン事件当日の報道の記憶が、少し薄いのは、母の亡くなった頃だからと、今頃になって気がつきました。