ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

音楽療法

2010年09月11日 | ゆきちゃんの日記
昨日は音楽療法の日だったのですが、
さつき園のプールと重なってしまったので
H崎先生にお願いをして
「保護者会」ということにしていただき
由紀子抜きで、最近の音楽療法の様子を
聞かせていただくことにしました。


以前は音楽療法以外にも
由紀子の身体介護のヘルパーとして
H崎先生にかかわっていただいていたので
いろいろお話しをする時間がありました。

でも、今は音楽療法だけになってしまったので
なかなかゆっくりお話をするチャンスが無くて・・・


だから、昨日はいいチャンスだと思って
お願いをしました。



H崎先生に音楽療法をお願いするようになって
今年で8年目です。

今では由紀子とH崎先生の間には
強い信頼関係がありますが、

音楽療法を始めた頃は・・・、
先生には大変ご苦労をおかけしました。

あの頃の象徴的な日記がこれです。→2003年10月の日記 


2003年はまだ長崎に住んでいた頃で
音楽療法も現川というところで受けていました。

音に強いこだわりを持つ由紀子は
レッスンという形で音楽を受け入れることが
出来なくて・・・
かなり強い抵抗していました。

山間の小さな町ののどかな風景の中に
由紀子の鳴き声と叫び声が
響き渡っていたのを思い出します。(笑)

でも、由紀子はきっと心を開く!
そんな気がして・・・

私は思わず先生に
「闘ってください!」
と、お願いをしたんです。(笑)

そして、その闘いを乗り越えて
今の関係があります。


そして、昨日の先生のお話し!


今、先生が由紀子との音楽療法で
心がけてくださっているのは・・

音楽を楽しむということ!

その為には人間関係が大切・・・(由紀子の場合は特に!!)

その関係の中で、
パニックにならない楽しみ方を探ってきた。


由紀子の意思表示を大事にして
「やめてください!」と言った時には
それに答えてやる。


先生側からもきちんと
「聴いて下さい!」と
思いを伝えてから演奏をする。

そして、ちゃんと聴く事が出来た時には
成功体験として、誉めて終わる。

すると、由紀子も
「ステキ~!」とか、「ブラボー!」と
笑顔で答えてくれるとのことでした。


文章にしてしまえば、これだけのことですが、
二人が築き上げてきた音楽の世界には
言葉だけではない、
豊かなコミュニケーションがあります。

それは、きっと由紀子の心の世界を
広げてくれていると思っています。



他にも・・・
先生は障害の有る無しにかかわらず
音楽療法とか、いろいろな
非日常的な時間を持つことは
大切な事だと言われていました。


そして、それは子どもの頃からの積み重ねが大事だと・・・・


音楽療法・・・
始めは由紀子のこだわりを緩めたいという
思いから始めたものでしたが、
今ではもう、それ以上のものになっています。



つい、長文になってしまいました。
最後まで読んでくださって
ありがとうございました。



明日は、今日参加してきた研究会のご報告と
由紀子の性教育について書いてみようと思ってます。

=END=
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 夏ばて | トップ | 頭痛・・・低気圧? »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ゆきちゃんの日記」カテゴリの最新記事