最近、ちょっと我がままになっている感じがする由紀子。
学校でちょっと問題行動が見られます。
掃除をするのが嫌!
給食当番をするのが嫌!
と、泣けば免除されると思っているようです。
「どうして給食当番のお仕事をしないの?」と、聞くと
「キライなの!」と答えます。
「食器係は重たいから嫌なんでしょう?」と聞くと
「うん!」
これは自閉症からくるこだわりとは違います。
完全にわがままです。
ε-(_- ヾ)ハァ
他にも以前は出来ていた事も
最近はきついと感じる事を避ける傾向があります。
そこで、ちょっと起動修正をかけようと思います。
しなければならない事をしなかった時には、
好きな事もさせない!
今由紀子がはまっているのがピノキオのビデオです。
毎日学校から帰ると、まずこのビデオを見ます。
現在の由紀子の最大の楽しみです。
そこで、
「掃除と給食当番の仕事をしない人は
ピノキオのビデオは見られません!」と言い渡しました。
すると由紀子の表情が一変しました。
半べそ状態です。
「でも、ちゃんとお仕事をした人はピノキオのビデオを見てもいいです。
○(OK!の意味)です。ちゃんとお仕事しますか?」
と、聞くと
「はい!!お仕事をしたら○よ?」
と食いついてきました。
そして、結果は?
大成功!!
がんばって当番の仕事をしたようです。
そして、無事にピノキオのビデオを見る事が出来ました。
家に戻ってビデオをセットする時の由紀子のうれしそうな顔!(笑)
もちろんいっぱい誉めてやりました。
でも、母は反省をしています。
私は由紀子に何かをさせようとして禁止をしましたが、
本当はご褒美をあげるようにしたほうがよかったと思っています。
以前、自閉症の子どもに何かをさせる時には
わかりやすいご褒美をあげる方法が有効だと言う話を聞いた事があります。
たとえば好きなお菓子とか、お小遣いとか・・・。
上の娘たちをしつけする時には
報酬を期待するようなお手伝いは駄目だと思っていた私は
その話を初めて聞いた時、
ちょっと抵抗がありました。
でも、自閉症の人は人の為に何かをするとか、
社会的な義務とか責任という事を理解するのは難しいので、
何かの報酬があったほうがわかりやすいと聞いて
なるほど・・・と思った事を覚えています。
お仕事をしないとビデオを禁止すると言うわたしの言い方は、
やっぱり駄目ですね。
「お仕事を頑張ったらビデオを見ていいよ!」と言うべきでした。
禁止して無理やり仕事をさせるよりも
ご褒美の方がいいに決まってますよね!
ヾ(_ _。)ハンセイ…
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