ゆきちゃん通信++tomiの日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日と
母の生活を綴っています。

カレンダーガールの卒業

2012年12月06日 | 自閉症者の網膜剥離
私は、毎年この時期になると
日めくりカレンダーを購入していました。


それは、由紀子が
日めくりカレンダーガールだったから!!(笑)




由紀子の一日は
何よりも先に
日めくりをめくることから
始まっていました。




小学校5年生の時に
教室の日めくりカレンダーを
めくる係りになったのが始まりでした。



6年生になって
教室から日めくりカレンダーが
なくなってしまったので
自宅でめくらせることにしたんです。

それから、9年間

今年の5月の24日まで
ほぼ欠かさず毎日
めくり続けていました。


昨日・今日・明日などの
時間の流れも
この日めくりカレンダーが
教えてくれました。



そして、5月24日に
眼の手術の為に入院!



・・・入院中はyukiパパが
めくっていたようです。(笑)・・・




退院してきた由紀子は
日めくりカレンダーを
めくらなくなっていました。


盲腸で3週間入院した時には
帰宅した翌朝から
めくっていたのに・・・。


多分、見えないからでしょうねぇ~~!




カレンダーは7月5日で止まっています。


その日まで、
家族が声をかけたりして
めくらせていたんですけど



ふと気づいたんです。


由紀子はもうカレンダーを
自分の意志ではめくっていない!

家族の為に
めくっているんだって・・・。


だから、声掛けをやめました。


もしかしたら、
少し見えるようになったら
また自分からめくりだすかもしれない・・・

それまで待とうと決めました。





でも、12月になっても
カレンダーは止まったまま・・・。



もうその日は来ないようです。






日めくりを毎日めくる!

もしかしたら
それは、由紀子の
こだわりだったのかも・・・。



こだわりだったとしたら
けっこう辛かったのではないでしょうか?

めくり忘れると
パニックになっていましたから・・・。


その呪縛から解放されたとしたら
それは、それでよかったのかもしれない!


大人になって
カレンダーガールは卒業したんだと
思うことにしました。


だから、もう買わない!!




「今日は何日だっけ?」

と、思った時に
日めくりカレンダーをみると
一目で正確な日にちが解かった!

けっこう助かっていたんだけどなぁ・・・

だからと言って
他の家族には
そんなに正確にめくれる人はいない!(笑)




ゆきちゃん!

カレンダー係のお仕事

お疲れ様でした。


=END=
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