手術３日目（その２）・・・思いがけない返事

夜のプチパニックの事は
書きましたが
昼間の様子を書いていなかったので
追加で書きます。



この日の診察の結果も良好でした。

いつも診察の時に
器具の光を嫌がって
ドクターが指示した場所を
見ることができないのですが

この日は上手に指示に従っていました。


右・右上・右下・左・左上・・・・・・・

(◎o◎)



眼の中にシリコンオイルが入っていると
普通よりも
光をまぶしく感じるらしいので

水に入れ替えて
まぶしくなくなったのかもしれません。

これなら、診察の時に
きちんと眼底を診てもらえるので
母は一安心です。



診察が終わると
あとはずっと病室で
安静にしています。

でも、だんだん視力も出てきたようで
テレビも好きな番組の時は
とても楽しそうに見てました。


きっと、シリコンオイルの劣化で
見えづらかった視界が
手術ですっきりしたんだろうなぁ～！！


母はその姿がうれしくて
ノリノリの感じで由紀子に聞いてみました。


「ゆきちゃん！
手術をしたから見えやすくなったやろ？」
ネェネェヾ(^ ^ )


すると・・・



由紀子が首を横に振って

右眼を指差しました。

イヤッ(・_・ )( ・_・)イヤッ




最初は意味がわからなかったのですが・・・


すぐに由紀子が言いたいことが解って
私は言葉を失ってしまいました。

(￣Д￣;)



手術をしたけれど
右眼は見えるようには
ならなかった！！



由紀子はそう言いたかったのだと
思います。



今回は
左眼のシリコンオイルを抜く手術でした。

右眼はもう失明していて
回復の可能性はありません。


だから、私はつい
手術の説明をする時に
どちらの眼か言わないまま

「手術でまた見えるようにしてもらうね？！」

そういってしまったのです。



きっと、由紀子は
見えない右眼を手術するのだと
思ったのでしょう・・・



母は右眼のことを
あきらめてしまっていたけれど

由紀子は見えるようになりたいと
思ってたんですね？！


由紀子はきっとがっかりしたのでしょう・・・。



ごめんね！！
もっと丁寧に説明をするべきだったね？！



自分の配慮のなさに
自己嫌悪に陥った母でした。
(ｏ´_｀ｏ)ハァ・・・





＝ＥＮＤ＝