この表題から最も多くの人が想起するのは、環境問題に立ち向かう青年達かと思います。
その代表はスウェーデンのグレタ-トゥーンベリで、彼女の活動は「グレタ ひとりぼっちの挑戦」という映画に成っています。
映画では他にも「The EAST」を前に紹介し、これは環境テロリストについての映画です。 青年達は話し合いでは埒が明かないと見ると、その純粋な正義心ゆえに過激な企業テロへと走ります。
そうした環境破壊を行っている企業に対して、中国では「命令一下で工場の取り壊し」という厳罰で迅速に対応しました。 それほど中国の環境汚染は深刻で、青年達がそれに対抗するよりも先に共産党が「紅き争い」の手を下しました。
しかしそれは汚染企業と党幹部との結びつきを破壊して、党内部に争いの種を生みました。 習近平がやたらと集権体制を作ろうとするのは、そうした内部の争いを制する為だとされています。
自由主義圏ではこうしたドラスティック(極端)な対策は成されず、環境規制の強化も役人が腐敗している国では意味を成しません。 第三世界と呼ばれる国々がこれに当てはまり、残念ながらインドもそこに数えられています。
インドは過去の中国が歩んだ環境破壊の道を歩んでおり、民主主義は果たしてそれに有効な対抗手段を打てるのか、世界中の注目が集まっております。
話を日本に持って来ますと、都市への一極集中は車による二酸化炭素放出を減らす効果は期待できます。 これにより多くの日本人が環境問題に対して、肯定的な立場を表明できるコトも利点と言えるでしょう。
しかし都市部一極集中は食糧に関しては全くの外部頼りとなり、その生産と輸送に対しては意見が言いにくくなっています。 しかし現実には、食糧生産は都市部の経済的な利便性の為に操られている観もあり、そうしたアンビバレンツ(相対する感情)が都市と生産現場にはあります。
「青き争い」を行う青年達にはぜひ、生産現場でカーボンファーミング(炭素を固定する有機農業)を実践して欲しいと思っています。