前回久しぶりに農民工について触れたので、この三億人もの「虐げられた人々」にも、「長征による解放」を及ぼしたく思いました。
因みに中国共産党員は約一億人で家族も入れると三億人位とされるので、もしも農民工が一つに団結したならば、共産党と互角の規模を持つ組織になります。
しかしこれまで残念ながら、そうした組織化を図るリーダーは生まれず、李昌平(リーチャンピン、党員)が「中国農村崩壊」というセンセーショナルな本を出して農民の団結を訴えましたが、そうした良心的な人物は反逆罪で刑務所に入れられる運命でした。
そこで「ルーガのエクソダス(長征)」に期待が持たれ、この革命のスポンサーである台湾の光復党は農業政策に特化しているので、農民の心を掴んで組織化するコトにも長けていました。
光復党は国会で中国の農民を支援する法案を通し、国家予算を動員してまずは「農民工の Union」を組織します。
ここでなぜ「労働組合」をわざわざ英語で表記したかに触れますと、ユニオンという言葉はピート-シーガーを代表とする社会派フォーク-シンガーの間では神聖なモノとされ、多くの歌で謳われているからです。
そうした歌はライト-リバイバル-パーティーの9thアルバム「Faith Light(信仰の光)」でフィーチャーする予定です。
話がそれたのでまとめますと、ユニオンでは労働者の権利を守るコトを主眼とし、働く人間こそ国の主役であるとして、それを搾取する人間が居れば闘うコトも辞しません。
そうした闘いを、次回の長征で描こうかと思います。