真の動物福祉牧場を目指して

終わりなき祝祭 ②

 前回で、ノーベル文学賞の受賞を拒んだパステルナークの詩「終わることない魂の祝祭」を紹介し、わたしも彼のように後世の人々の魂に「終わりなき祝祭」を伝えられる物語を書きたいという抱負を述べました。

 それには自らの手で「終わりなき祝祭」の世界を実現させる必要があるとし、宮沢賢治も同じ抱負を抱いたとしましたが、実際に「それ」を現すには多大な労力と時間を要するので、まずは「それ」に至る道筋を物語で描くコトを目指します。

 前回では「それ」を表す詩句として「南無妙法蓮華経」をフィーチャーし、話の流れから「終わりなき祝祭」の世界である惑星「萌」についても振り返りましたが、話が「終わることない魂」に戻って来た所で次回にバトンを回させて貰いました。

 今回はそれを引き継いで「終わることない魂」について語りますが、ここまでコアなテーマだと普通の散文では語りづらく、かえって五七五のような詩文の方が自由に表現できる来がします。
 なので今回は、前回で「最も優れた詩の形態」とした俳句や短歌と長詩によって、「終わりなき祝祭」を生む「魂」を詩わせて貰います。

ー タンタンと 魂転がせ 晴れるまで ー
 この俳句はスピッツのデビュー・アルバムに入ってる「魂転がせ」から取りました。 この歌では「虹がかかるまで」と詩われていますが、わたしが今居る能登半島の冬は、1ヶ月以上居て晴れた日が1日しか無かったくらいで、それでもみんなタンタンと魂を転がし生きています。

ー 終わりなど あるのでしょうか 生きものの 縁(えにし)は永久(とわ)に 続いていくかな ー
 「生きものの縁」は宇宙の無数の星々に広がっているので、永久に続いていくかと思えます。 なので短歌の締めは「や」でも良かったのですが、奥ゆかしく「かな」としました。
 因みにこの詩はブルーハーツの「キスしてほしい」から取りました。

ー 終わりなき 魂どこへ 向かうのか 銀河の世界 駆け巡れたなら いずれ答えは 見つかる気がする ー
 「わたしたち生命はどこから来てどこへ向かうのか?」という永遠の文学的テーマに、答えを出した作家はまだ居ない気がしますが、「Sun」の物語の「燦」章ではその「答え」にかなり近いモノを描けたかと思います。
 そんな「終わりなき祝祭」の世界観は、後の「算」や「斬」章で描いた「中国女性革命」に引き継がれているので、もう中国共産党(ドン)の支配を覆すコトなどは目じゃなく、その先の「大切なテーマは戦争ではなく戦後だ」という段階に「酸」章では入っております。

 次回からはようやく物語に入って、「終わりなき祝祭」としての「長征」を描こうと思います。
 

 

 
 

 


 
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