親戚兄妹の訪問も続いており、昨日は涼しくなる夕方にみんなで車に乗って、近くの街(チャップール)の親戚と兄妹を訪ねました。
去年長女が嫁いだ家にパプンさんと母親は訪れませんでしたが、弟のゴーラル君とアシュ君は姉との再会を喜んでおり、彼女はなかなかしっかりした女性で夫や姑とも仲良くやっている様でした。
この婚家はかなり裕福そうで、そこで頂いた食事は今まで食べた中でも最上のインド料理でした。
前日に農村の家で頂いた食事も、家庭菜園の有機野菜のワイルドな味わいが素晴らしかったですが、本格的なインド料理はハーブとスパイスの組み合わせたで非常に奥深い味わいを作り出していました。
昨日の日中は主にお店の開店準備をしており、雑貨屋だけでは詰まらないというわたしの意見にゴーラル君も賛同してくれて、チャイ屋とジュース屋もやろうと「ドカンの夢」がふくらみました。
ホーリー-シーズンなので朝からバングラッシーも飲んでおり、ハイになっていたので「バング-チャイを看板にして売り出そう」なんて話もしましたが、母親はこれには反対でパプンさんは乗り気でした。
結局、バングを看板にして観光客を呼ぶ案は却下としましたが(政府の許可が要る)、リシュケシュでは思いっきり苦いハーブをジューサーで絞ったドリンクが人気を博しており、その薬草ドリンクにこっそり麻もミックスさせる方針に決まりました。
ジューサーにはわたしの拘りを通させて貰い、ハンドル式のスロージューサー(800ルピー)にしました。
これは電動の高速ジューサーよりもずっと酵素活性の高いジュースを作れ、そのぶん味わい深くて消化酵素の節約になり、代謝酵素の活性を高める効果も期待できます。
因みにこのお金は前に渡したワンラック円(55500ルピー)とは別に出さなければならず、雑貨屋の方でその殆どを使い果たしてしまったのにわたしは文句を付けて、まだ返品可能なのでチャイ屋の方に資金を回すべきだと主張しました。
これは周りに多くの雑貨屋が新しく出店したコトが絡んでおり、また新たに出店しても他店から煙たがられるだけで、この区域で一軒だけの雑貨屋だった頃のように上手く行くとはとても思えなかったからです。
こうしたネガティヴなパースペクティブ(総体的見解)も大事ですが、ポジティブなマインドセット(思考習慣)もお店の経営には必要かと思い、もしもバング-カフェとしてツーリストを集めるのならば、それなりのモノが必要になるでしょう。
わたしは持ち出して来た50枚ほどのMDコレクション(1枚320分)を寄贈しても良いと考えましたが、ゴーラル君もアシュ君はまだ若すぎて本物の音楽を知らないので、彼等にこれを託すのは些か心許ない気がします。
まあゴーラル君はリシュケシュで流行っているカフェを知っているので、彼ならば上手くツーリストを引き付けて人気店に出来るかも知れません。
店の名前は日本人ツーリストを引き付けるタメにわたしの名前を付けると言っていますが、「Yukioの店」では面はゆいし男の名前では魅力に乏しいので、「YUKI’s Dokan」が良いかと思います。