このタイトルはジョン・レノンの名曲「真実が欲しい(Gimme some truth)」の歌詞から取りましたが、これはかなり解説の難しい詩句かと思います。
そこでやはり、物語を通して遠回しに語るのが適当かと思い、「ブタの頭をした政治家達」に対して特別な遺恨を抱いている、WWF(世界野生動物保護基金)総裁のエジンバラ公に、「大草原での国際会議」で司会役を務めて貰います。
エジンバラ公の名前の由来についてはググッで貰えばすぐに分かるのですが、実際にこうしたノブリスオブリージュ(高貴な者の務め)を担っているのはイギリス貴族であり、彼は「我こそがパール-ソルジェニーツィンの夫たるに足る者だ」と信じて疑いませんでした。
そんなエジンバラ公にとって、アメリカなどと言う軽薄な資本主義国の大統領に、トランプやマスクなどと言う下賤の輩が選ばれるコトは屈辱であり、その浅はかな経済優先主義によって、世界の野生動物がますます絶滅して行くコトが悔しくて仕方ありませんでした。
このテーマでは「ハンター」という映画が特に優れており、これを「ゴルゴ13」の著者は最高傑作としていますが、これは「最後の一匹」となった野生動物の遺伝子を保管する目的でハントするプロの物語です。
因みに「ハント」は苗字にもなっており、リチャード・ギアがハント氏を演じている映画「ハンティング-パーティー」が、わたしは最高傑作だと思います。
これは「ブタの頭をした政治家達」を痛烈に批判した映画で、民間人のパーティーがプーチンや金正恩の様な独裁者をハントする物語です。
これはもちろんファンタジーであり、実際にそのリスクがどれ程のモノかは「ゴルゴ13」の著者ですら描けませんが、国際裁判所から逮捕命令が下った独裁政権の頭には、相当な額の賞金が課せられて然るべきでしよう。
今回は「pig」についての文学的な考察までは書けなかったので、次回に「dog」と「sheep」を含めた「動物牧場」について語らせて貰います。