本来、私は猫に首輪はつけない派です。鈴なんて論外!
昔々、幼き日に暮らしていたミーコ。完全室内飼いなんて浸透しておらず、
猫は外に散歩に行くものだと過ごしていた時代がありました。
雄猫のミーコは去勢もしておらず、日々テリトリーの見回りと、
ふらりと現れる野良猫と喧嘩の毎日。でもある日、3日ほど帰って来なかったんです。
母と2人で探しに行くと、なんとミーコが、空き地の有刺鉄線に絡まって、
動けなくなっているじゃないですか。
飼い猫の印として首輪をつけていたのが災いし、それが引っ掛かっちゃっていたんです。
その時のトラウマから、首輪は怖いと擦り込まれ、自分の責任で猫と
暮らすようになってからは、鈴だって耳元で煩いよね、とつけずにいました。
もう安全バックルがついている首輪も出回っていましたが、
やはり拒否反応が強くて。
それから数十年余り、仔猫の兄弟がやって来ました。
猫風邪を治して里子に出すと決めていたので、先方が首輪をつける場合を
考え、慣れされるためにヘアゴムを兄弟5匹につける事にしたんです。
(首回りが小さすぎて、ヘアゴムで丁度良かった)
離乳食を出すとがっつく兄弟の中、一番身体の小さな子が勢いはあるのに、
食べなくて、他の子のお皿に顔を突っ込むというのを繰り返し、
これは空腹だけれど猫風邪で臭覚味覚が効かず、食べられないのだと気づきました。
その子だけ毎日動物病院へ通って、ネブライザー処置をし、
他の兄弟達とは離して食べさせる事にしたんです。
兄弟達はケージの中で与え、その子は外に出してあげていたところ、
ケージに気を取られている間に、ちびっ子がまぁいなくなる、いなくなる。
先住達と部屋を分けていたのですが、仔猫達のケージは殆ど物置のような
部屋に置いていたものですから、隠れる場所がいくらでもあったんですよ。
で、これは鈴をつけるべきだわと、昔貰ったストラップに付いていた
鈴をヘアゴムに縫い付けたのが始まりで、そのちびっ子がみこと君です。

「ねぇ、前振り長いよ」
何?もう、そのふてぶてしい顔!!
あの頃、君は、『ぼくのママになってくだしゃい』って感じだったじゃん。
連日一緒に病院へ行ったじゃん。
食べられるようになってからも、「おいちいね♪」と私を見上げ、
「うん。おいちいね、いっぱいお食べ」って繰り返してたじゃん。
あの儚げな幼子は何処にいったのさ。
よく子供は3歳までに一生分の恩を返すというけれど、猫もだわ。
しかも食べ方が下手で鈴に離乳食が詰まり、すぐに鳴らなくなるから
新しいものと何度も取り換えていたのは、つい最近まで。

サイズアップしても捨てられず、取って置いた、みこと君の首輪たち。
因みに今、つけているのが右下のくすみブルーです。
なんでもくすみカラーが流行っているそうですよ?奥様。
母としては、ただ鈴の付け替えが必要にならなくなったのが嬉しい。
この間までしていたのが右の赤いやーつ。これも鈴を付け替えしていました。
あとはカリカリが食べられるようになれば良いのですが。

「そのうちね」
そっか。ハリセンでぶっ叩いていい?

「ぶっ叩いて家から追い出すべきよ!」
いや、あちゃさん、お目々真っ黒だな。主張強っ!
蓮が腎臓病で瞳孔が開きっぱなしだったけど、あちゃさんは糖尿病で開きっぱ。
人間のように、そのうち見えなくなるのだろうか。
さっきも「ウーシャー!」やってたけど、あんまり興奮すると血圧上がるよ?
ご老体なんだからさ、穏やかにね。ちぃちゃんを見てご覧なさい。

「煩い奴が来る前に寝るんだぜィ」
暖房も効いていない寝室で、ひとり丸くなるハチワレ。
そりゃクシャミも出るわな。
ところで私、スマホの寿命を延ばすため、充電が100%いかないように
しているのですが、ここのところつい忘れてて100%になっちゃう事が
多いんですよ。分割終わらないうちに不具合を起こしたら泣くしかない。
泣いても直らないから絶望しかない↓
もうちょっと気をつけます。
ではでは。