夏の日に。

今日は少し暑さもひと息。

それなりに暑さはあったけど、

ひと頃の暑さに比べたら、何てことない気温でした。

基本、

私はいつも寒がり。

まわりの人が暑いと言ってても、私は普通とか、

寒いとか言うことがある。

それは本州出身の私は、暑さに強いからとずっと解釈していた。

でも、

どうやら、体調不良、血行不良などによるもののようです。

やはり。。。

そうなのね。。。

最近ずっと肩が痛く、寝違えたかな？と思って、

枕を変えたり、寝方を変えたりしていた。

それが、

寝違えたという話ではない事が判明した。

少しアロママッサージしてもらったところ、

いつもは冷えている手がポカポカしていました。

筋肉も硬直していることを指摘されました。

マッサージや筋をほぐす事を薦められました。

原因として指摘されたのは、

ストレスとムリのある生活。。。

平たく言うと、頑張りすぎを指摘されました。

いつもムリしている。

でも、そのムリが私には当たり前になっている。

「それは麻痺している」

と言われました。

確かに。。。

はい。

ムリはダメって事ですね。

自然体が一番いいって事ですね。

少し、一歩遅れるくらいの気持ちで歩いて、

自分にムリをかけない生活をしよう。

そして、

キレイな空気、キレイな水。

自然に身をおいてみよう。

きっと、

そうすることでしか、私は元の私に戻らない。

薬で維持されている私は、本来の姿ではないよね。

薬がないと、今の私を維持できないのは、

やっぱり、ダメだよね。

太陽の下で、

土に触れて、

風を受けて、

深呼吸したい。

夏の、

太陽の下で。

ＯＮ ＨＯＭＥ２０

それを見送り、確認してから、彼も歩きはじめた。

ホームズは先ほどと同じように、頭の中に世界を広げながら、

ゆっくりと歩いていた。

その足が止まる。

なにやら、考えに決意が見えた。

足をこれまでとは、違う方向へと向ける。

そのまま、走り出す。

「町中探せば、あるかも知れない。」

敷地内を抜け、外へと。

先ほどの実験に使っていた、あの薬草を探し始めたのだ。

オソキグサ。

別名をハシリドコロという。

ナス科の多年生草本植物。

猛毒の薬草をひとつで。

トリカブトと並んで２大猛毒草と言われている。

これはこのあたりでは自生していなく、珍しい種類で、

東洋原産の薬草だ。

買うと言っても大学ルートでさえ、手に入れるのには

時間がかかるものだ。

残りも少ない。

医院や薬店をまわれば、どこか１ヶ所くらい

置いているところがあるかもしれない。

そう考えはじめると、探さずにはいられなかった。



翌朝。

いつもの様に、寮を出るモリアーティの姿。

昨日歩いた道を、そのまま辿る。

いつもの道。

毎日歩いた道。

この道とも、まもなくお別れをする時間が近づいていた。

それをいつ告げようか。

いつ話そうか。

考えながらも、相手の笑顔を見ると、つい言えずにいた。

スロープを抜け、階段をのぼる。

見えたのはドアだけではなく、そこにしゃがみこむ

ホームズの姿。

うたたねをしている。

「ホームズ！」