ゼミブック 「身体的内密領域に対する罪の原因は母子密着の成育歴にある」
著者 坂口由美
出版日 2024.12
成育歴の中の「母子密着」がつくる「視床下部」の働きのトラブル
- ハーバード流交渉術のケーススタディは「身体的内密領域に対する罪の原因は母子密着の成育歴にあることの研究」をご紹介します。ノーベル賞の「プロスペクト理論」を適用して「リファレンス・ポイント」の中の「小児性愛」という病理の診断学をマスターしましょう。
- 交渉戦術は、設問と3つの回答を用意しています。最適と思われる回答のどれか一つを選んで「交渉能力」を演習しましょう。
- 「性のトラブル」は、じつは「脳の働き」から起こります。直接に「性を働かせる」のは「視床下部」です。この本質を良く憶えてください。「視床下部」には「性をしたい」の欲求をつかさどる中枢神経が二つあります。「一つ目の性をしたい」は「社会的な人間関係の能力」を志向します。これは「女性にとっての性の欲求の中枢神経」です。「二つ目の性をしたい」は「男性にとっての性の欲求の中枢神経」です。男性は社会参加が正しく行われないかぎり、いつでも「人間関係を抜きにした性」「同性愛」「小児性愛」のどれかを志向することになるのです。
「小児性愛」をプロスペクト理論のリファレンス・ポイントとして捉える
小児性愛者への治療法は、「自分の思考パターンが間違っている」ことを認識させる、というものである。「相手が嫌がっていることをやってはいけない」と認識させることだ。これは「自分の罪の意識を軽くする」ために「自分以外のものに責任転嫁する考え方」をするからだという。このような「認知の歪み」を「自分で把握する」ことが必要だ、という。このような治療法は正しいか?
回答1 性の認知の歪みは変えられない
この治療法は全く無駄というものでしょう。アメリカでは、小児性愛者は、男性の「性の能力」を去勢で抑圧するしか予防できないと考えている。歪んだ性の欲望をかかえているというのだから、自然の本能がもともといびつに歪んでいる。性の嗜好は変わらないし、変えられないと言われている。こういう人に子どもを近づけない、近寄らせないことしか対策はない。今の日本では、まわりの大人が子どもを守るしかない。
回答2 性のトラブルを抱えている人は、それを支えにして社会参加している
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