金曜日の朝、トイレのドアの横にあるカメさんの水槽にふと目をやると
いつもなら「バチャバチャバチャ…」
と近寄ってきてエサをねだるのに
この時は隠れ場所の岩の下から出てこなかった。
「むむむ…なんだかイヤな予感…」と思い
水槽をコンコンと叩いてみてみるが、一向に動く気配がない。
更にコンコンコンコンコンコン!と連打してみても
手足と頭を「デレーン」としたまま動かない。
これは…
死んじゃってるな…
カメさんて、こんなにいきなり死んじゃうものなの?
とは言え、カメさんのことをいつも気にかけていたか、と問われれば「否」である。
なんとなく、そこにいる(ある?)のがあたりまえになっていて
甲羅を水槽にゴトゴトぶつけながら寄ってきて
「エサ、おくれな!」とアピールしてくるから
「おぉ…カメだな」と認識するぐらいであったかもしれない。
とりあえず、出勤時間ギリギリであったので
「今日は半日で帰ってくるから、そのままでしばし待たれよ」と
応えないカメに伝えて仕事に行った。
帰ってきてからも、朝と同じ格好でデレーンとしていた。
若干、色が白っぽくなってきている気がする。
これは早急に水から出さないと大変なことになるのでは…?
と思い、ビニール手袋をはめてカメを掴んで持ち上げた。
プラスチック容器に入れて庭まで運び
穴を掘って埋葬した。
土の上に、庭に咲いていた花を二輪供えた。
カメ、カメ言っているが、ちゃんと名前もあった。
長男が2歳ぐらいの時に「キムチ」と命名したのだ。
種類は「ミシシッピニオイガメ」
結婚した当初に飼いだしたのだが、
その時は500円玉ぐらいの大きさしかない
小さきカメであった。
もともと大きくならない種類で、
15年経っても10cmぐらいであった。
基本的に水の中で生息しているらしく
ほとんど甲羅干しもしないし、
手の掛からないヤツであった。
なんとなく飼育してきて、今さらながらいろいろ調べてみたら
本来なら30年くらい生きるらしい。
そう思うと、早世させてしまい申し訳ないことをしたなぁ…
と空になった水槽を眺めてボンヤリと思った。
在りし日のキムチ。
いつもなら「バチャバチャバチャ…」
と近寄ってきてエサをねだるのに
この時は隠れ場所の岩の下から出てこなかった。
「むむむ…なんだかイヤな予感…」と思い
水槽をコンコンと叩いてみてみるが、一向に動く気配がない。
更にコンコンコンコンコンコン!と連打してみても
手足と頭を「デレーン」としたまま動かない。
これは…
死んじゃってるな…
カメさんて、こんなにいきなり死んじゃうものなの?
とは言え、カメさんのことをいつも気にかけていたか、と問われれば「否」である。
なんとなく、そこにいる(ある?)のがあたりまえになっていて
甲羅を水槽にゴトゴトぶつけながら寄ってきて
「エサ、おくれな!」とアピールしてくるから
「おぉ…カメだな」と認識するぐらいであったかもしれない。
とりあえず、出勤時間ギリギリであったので
「今日は半日で帰ってくるから、そのままでしばし待たれよ」と
応えないカメに伝えて仕事に行った。
帰ってきてからも、朝と同じ格好でデレーンとしていた。
若干、色が白っぽくなってきている気がする。
これは早急に水から出さないと大変なことになるのでは…?
と思い、ビニール手袋をはめてカメを掴んで持ち上げた。
プラスチック容器に入れて庭まで運び
穴を掘って埋葬した。
土の上に、庭に咲いていた花を二輪供えた。
カメ、カメ言っているが、ちゃんと名前もあった。
長男が2歳ぐらいの時に「キムチ」と命名したのだ。
種類は「ミシシッピニオイガメ」
結婚した当初に飼いだしたのだが、
その時は500円玉ぐらいの大きさしかない
小さきカメであった。
もともと大きくならない種類で、
15年経っても10cmぐらいであった。
基本的に水の中で生息しているらしく
ほとんど甲羅干しもしないし、
手の掛からないヤツであった。
なんとなく飼育してきて、今さらながらいろいろ調べてみたら
本来なら30年くらい生きるらしい。
そう思うと、早世させてしまい申し訳ないことをしたなぁ…
と空になった水槽を眺めてボンヤリと思った。
在りし日のキムチ。