(承前)
民主主義の根幹を蝕む新型ウイルスーー。「かの国」が放つこの(シロアリのような)新型ウイルスは、日本をも脅かしているのではないか。
こんなことを書くと、私は「被害妄想にとらわれたネトウヨの典型だ!」となじられ、キ印扱いされるに違いない。
今の日本で、こんなことを言っているブロガーや言論人は、一人として見当たらないからである。
しかし、その私から見ると、我が日本の政治的トップ・石破首相の言動は奇妙に見えて仕方がない。石破首相はASEAN加盟国であるマレーシアやインドネシアを訪問し、対中包囲網を築くことに精を出している。きょうの朝日新聞は次のように報じている。
「インドネシア訪問中の石破茂首相は11日、ジャカルタ郊外で、プラボウォ大統領と会談した。中国の南シナ海での軍事活動の活発化を念頭に、両首脳は海洋安全保障分野での連携強化を確認。防衛装備品などを無償提供する『政府安全保障能力強化支援(OSA)』による高速警備艇の供与や、外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の年内開催で合意した。」
(朝日新聞1月12日)
ネトウヨからは「媚中派」と揶揄されることもある石破首相だが、この人は自民党総裁選に立候補した当初から「アジア版NATOの構築」を口にしている。軍事膨張路線の独裁国家・中国への警戒感は人一倍強いと見なければならない。
奇妙なのは、それほど対中警戒感の強い石破首相が、先の衆院選における自民・公明大敗の原因を、「中国の関与」と結びつけて考えないことである。
石破首相の無頓着・能天気ぶりは、野党との「大連立」の可能性に言及するまでにエスカレートしている。
最大野党の立憲民主党と「大連立」を組めば、政策面で何かと妥協を強いられ、政権を実質的に乗っ取られることになりかねないのに、この能天気宰相はその可能性にすら考えが及ばないのだ。
先の衆院選で、自民・公明を大敗に追い込んだ原因が立憲民主党・野田代表の弁舌にあることを、石破首相はもう忘れてしまったのだろうか。
それだけではない。先の衆院選で自民・公明を大敗に追い込んだ原因はもう一つ、SNSを利用した「中国の関与」にあったのかもしれない。その可能性に、どうしてこの人は思い及ばないのだろうか。
(つづく)
民主主義の根幹を蝕む新型ウイルスーー。「かの国」が放つこの(シロアリのような)新型ウイルスは、日本をも脅かしているのではないか。
こんなことを書くと、私は「被害妄想にとらわれたネトウヨの典型だ!」となじられ、キ印扱いされるに違いない。
今の日本で、こんなことを言っているブロガーや言論人は、一人として見当たらないからである。
しかし、その私から見ると、我が日本の政治的トップ・石破首相の言動は奇妙に見えて仕方がない。石破首相はASEAN加盟国であるマレーシアやインドネシアを訪問し、対中包囲網を築くことに精を出している。きょうの朝日新聞は次のように報じている。
「インドネシア訪問中の石破茂首相は11日、ジャカルタ郊外で、プラボウォ大統領と会談した。中国の南シナ海での軍事活動の活発化を念頭に、両首脳は海洋安全保障分野での連携強化を確認。防衛装備品などを無償提供する『政府安全保障能力強化支援(OSA)』による高速警備艇の供与や、外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)の年内開催で合意した。」
(朝日新聞1月12日)
ネトウヨからは「媚中派」と揶揄されることもある石破首相だが、この人は自民党総裁選に立候補した当初から「アジア版NATOの構築」を口にしている。軍事膨張路線の独裁国家・中国への警戒感は人一倍強いと見なければならない。
奇妙なのは、それほど対中警戒感の強い石破首相が、先の衆院選における自民・公明大敗の原因を、「中国の関与」と結びつけて考えないことである。
石破首相の無頓着・能天気ぶりは、野党との「大連立」の可能性に言及するまでにエスカレートしている。
最大野党の立憲民主党と「大連立」を組めば、政策面で何かと妥協を強いられ、政権を実質的に乗っ取られることになりかねないのに、この能天気宰相はその可能性にすら考えが及ばないのだ。
先の衆院選で、自民・公明を大敗に追い込んだ原因が立憲民主党・野田代表の弁舌にあることを、石破首相はもう忘れてしまったのだろうか。
それだけではない。先の衆院選で自民・公明を大敗に追い込んだ原因はもう一つ、SNSを利用した「中国の関与」にあったのかもしれない。その可能性に、どうしてこの人は思い及ばないのだろうか。
(つづく)