ささやんの天邪鬼 ほぼ隔日刊

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

岸田首相は逃げ切れるか

2023-12-06 10:57:37 | 日記
一葉の写真がある。4人の人物が写っている。1人は岸田首相。すぐ左にギングリッチ元米下院議長。左端に写っているのは、教団(旧統一教会)の友好団体「天宙平和連合(UPF)ジャパン」のトップ梶栗正義氏、右端はUPFインターナショナル会長で米国の教団の元会長・マイケル・ジェンキンス氏とみられる。


岸田首相が旧統一教会の友好団体トップと面談していたことを裏づける決定的な物証である。岸田追い落とし派がリークしたに違いないこの証拠写真を突きつけられて、岸田首相はどう対応したのか。


きょうの朝日新聞によれば、岸田首相は記者団を前に「ギングリッチ元米下院議長以外の同席者は承知していない。写真があったとしても私の認識は変わっていない」と答えたという。


なるほど、巧みな言い逃れである。「記憶にございません」をちょっと変えて、岸田首相は「私の認識の中にはございません」と言おうとしているのだ。岸田首相のアタマの中に「この人は『天宙平和連合(UPF)ジャパン』のトップである梶栗正義氏だ」という認識があったかどうか、「この人は、UPFインターナショナル会長で、米国の教団の元会長であるマイケル・ジェンキンス氏だ」という認識があったかどうかは、100%岸田氏のアタマの中の(主観的な)問題であり、その真偽は確かめようがない。


メインの客はギングリッチ元米下院議長であり、その同行者がだれだったかなどは、知らなかった(=認識していなかった)。これはだれにでもあることである。


そんな岸田首相の対応を、攻撃する手がないわけではない。
「同行者がだれかを知らなかったなんて、首相、これは明らかに認知症の初期症状です。認知症を発症したら、だれであれ首相の任務は果たせないと思うのですが、岸田首相、あなたはそう思いませんか!」


与党議員はいざ知らず、野党議員ならそんなふうに言って、岸田首相の追い落としに掛かりそうなものだが、今のところ、そんな気配はない。有能なだれかにとって代わられるより、アホの岸田首相のほうが与しやすい、ーー立憲の泉代表などは、大方そう考えているのだろう。


アホが身を助ける。アホも芸のうちなのか。やれやれ。

コメント
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