26日、第192回臨時国会が開かれ、安倍総理による所信表明演説が行われ、その演説内容を巡って、各マスコミなどは「未来」という文言が18回用いられたことに対して「長期政権を睨んで」などと批評を論じているようだが、このような短絡的で暗愚なマスコミの批評は無視し、筆者なりに今回の安倍総理の所信表明演説を考察してみたいと思う。
まず演説内容の文言で特に際立ったのが、「世界」が29回、「国際」が10回用いられていることだ。これは筆者独自で数えた数字だけに、誤りがあるかもしれないが、「未来」という文言が18回用いられたことと比較しても圧倒的な数字である。
安倍総理は就任して間もなく、100以上もの国や地域を訪れ、各首脳との会談を成功させている。このことについては本当に頭の下がる思いであり、これからも是非とも頑張っていただきたいと願う。しかし厳しいことをいえば、安倍総理の海外訪問というのは、これまでの歴代内閣が外交戦略というものを怠ってきたことへの穴埋め作業に過ぎず、支那中共や南朝鮮の台頭を許し、歴史問題や領土問題などでさらなる対立を深めてしまったこともあわせ、国際社会の中での、日本の立場を示すという意味においては、それ相応の結果が出ているとは到底思えない。
常任理事国入りの件、敵国条項の破棄、南京事件の世界記憶遺産登録、慰安婦少女像などなど、日本が不利となる要件というのは他にもたくさん存在する。
さらに安倍総理は、わが国における諸問題すべてを「国際協調」「国際協力」路線で乗り切ろうとしているのではないだろうか、と感じてしまう。たしかに多くの外国を訪れ、多くの外国人と触れ合うことで、外国贔屓へと変わってしまうことは致し方ないことかもしれないが、もはや野党時代の安倍総理と比較してみても、全くの別人のようだな、と思うのは筆者だけではないだろう。
さて、話題を演説内容にもどし、安倍総理は経済面では働き方の改善(外国人労働者の受入れを示唆)や国産食材の輸出などを訴え、そして安全保障面では日米同盟を軸とした北朝鮮による拉致被害者の救出及び核開発問題の解決、支那中共による尖閣問題の解決などを訴えている。まさに世界を巻き込んでの国家政治としか言いようがなく、日本国民である筆者としては、どれも否定的に捉えることしかできないわけであり、自国の領土を守り、自国民の生命を守り、雇用を守り、食料を守る、まさに国家政治の基本中の基本と思うのだが、もはやこうした考えは時代おくれなんだろうか?と落胆してしまう。
とはいえ、国際協調や国際協力なしではこの国の政治は成り立たなくなるほどに、日本人の質というものが低下してしまったのだろうか?という捉え方もでき、安倍総理の日本国民への想いというものが
雇用については、どんなに過酷な労働条件であっても必死で働けば外国人労働者を受入れる必要性がなくなり、そして給料も増えていくだろう。さらには農業や水産に従事することで食料を確保することもできる。
いわゆる弱者と呼ばれる人たちに対しては、やさしく手を差しのべることで社会保障費も減り、これ以上の消費増税もなくなるだろう。
ふるさとを愛し、家族を愛せよ。そうすれば自国の領土を守る気概が芽生え、拉致監禁された同胞たちの一日も早い救出を願うようにもなるだろう。
と、このような想いであるならば、筆者としては今回の演説内容を高く評価したいとは思うが、この演説内容そのままに、国民の多くが批評を論じるというのであれば、外国人労働者受入れでもなんでもやっておくれ、と言いたい。
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