中国大手資産管理会社元会長の死刑執行 収賄罪などで
令和3年01月30日 スプートニク
中国で29日午前、収賄や汚職、重婚の罪で死刑判決を受けていた、共産党委員会の元書記で中国大手国有資産管理会社「中国華融資産管理」の頼小民(Lai Xiaomin)元会長の刑が執行された。中国中央電視台が報じた。
刑の執行前、頼元会長は近親者と会うことが許されたという。
頼元会長は1月5日に死刑判決を受けた。裁判所は、頼元会長が2500万元(約4億円)超を着服したほか、17億9000万元(約285億円)の賄賂を受け取ったとした。また、頼元会長は既婚者でありながら、他の女性たちと同棲していたことが明らかとなった。
家宅捜査では、賄賂として受け取った約2900万ドル(約30億3700万円)の現金が入った金属製の箱が見つかった。頼元会長は賄賂について、自分にとってはスーパーに行くのと同じくらい馴染みのことだったと述べた。
2019年、汚職の疑いが持たれている中国・広州市の元市長の自宅の地下室で、汚職に関する世界記録となる13.5トンの金の延べ棒が見つかったと報じられた。
【 所 感 】
現在のシナ中共のように、政治家や上級官僚などをきちんと監視・監査できる機関(党中央規律検査委員会や国家監察委員会)が存在しているということは、なんとも頼もしいかぎりである。
それにくらべて日本はというと、政治家や上級官僚などを監視・監査する機関などないままに、国家が国民を監視・監査対象とする仕組みのままであり、例えて、マイナンバーに代表されるような仕組みであったりするわけであるが、なんとも不公平で、なんとも不条理であると言わざるを得ない。
たしかに、日本の場合はいうと、政治家や上級官僚などを監視する存在としてマスメディアがその役割を担ってはいるものの、所詮は民間企業でしかなく、結局のところ、噴出したスキャンダルなどを金銭で解決させてしまうようなところもあったり、また、政局の材料にしたりするなど、悪質極まりなく、本当の意味での監視をする役割を果たしているとは言い難いのが実状といったところである。
だからといって、当然のことだが、共産主義国家のように一党独裁体制が絶対に良いのだ、ということでもない。
いくら一党独裁国であったとしても、時の指導者が小人(無教養人)であれば、汚職や賄賂といったものも絶えないわけで、このことからしても、如何にこれまでのシナ中共の指導者たちが小人であったかは、こうしたニュースを見れば明らかとなる。
以上のように、他者(人民や国民)の信任を得るためには、まずは己自身から…という自浄作用がきちんと働いている現在のシナ中共というのは、今後益々、強大な国家になっていくことが予測される。
まぁ、日本も米国も…、利権まみれで不正選挙!という、自ら泥をかぶるという自浄作用が全く効かない国家というのは、いずれは国民のみならず、世界各国からの信任をも失なっていくことに繋がるであろう。
子 曰わく、先ず行う、其の言(ことば)は而(しか)る後(のち)に之に従う。
■その意味は?
子貢が君子のあり方について孔子(先生)に尋ね、答えられた。
「まず実行して、言葉はその後だ。」
■その意味は?
子貢が君子のあり方について孔子(先生)に尋ね、答えられた。
「まず実行して、言葉はその後だ。」