鳩山元首相が韓国に警告「自制を求めたい」「火に油を注ぐ」竹島上陸を批判
2019年9月6日 デイリースポーツ
鳩山由紀夫元首相が6日、ツイッターを更新。8月31日に韓国の国会議員団が島根県・竹島に上陸したことについて「火に油を注ぐ行為」と批判し、韓国側に対して「自制を求めたい」と訴えた。
鳩山氏は日付が変わる午前0時に新規投稿。悪化の一途をたどる日韓関係を受けて、「領土問題を議論すると熱くなるが、とくに政治家は常に冷静さが求められる」と、まずは一般論として政治家に対して「冷静さ」の必要性を説いた。
続いて、鳩山氏は「その意味で申せば、先般韓国の議員たちが竹島に上陸して気勢を上げていたが、このような行為は火に油を注ぐだけで、問題を徒(いたずら)に感情的にするだけで好ましいとは思わない。自制を求めたい」と、これまでの発言とは異なる視点から韓国側に警告した。
鳩山氏は3日のツイートで、NHKから国民を守る党の丸山穂高衆院議員が韓国議員団の竹島上陸に対して「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」と投稿したことを批判。「竹島の領有権を主張するなら、なぜアメリカの地図に竹島は韓国領とされたときに、日本政府は反対しなかったのか。ポツダム宣言で離島の主権は連合国が決めるのだ」と主張していた。
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【 所 感 】
といいますか、鳩山元首相の3日のTwitterの内容をみるかぎり、N国党の丸山議員発言を批判しているようには思えないのですが…。
ともかく、鳩山氏のTwitterを紹介します。
以上のように、鳩山元首相のTwitterでは、丸山穂高衆議院議員が韓国議員団の竹島上陸に対して、「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」 と発言したことを、 "表現の自由" と擁護した、N国党の立花党首及び、発言者である丸山穂高議員に向けての、単なる問題提起でしかないのです。
ところが、3日の鳩山氏のTwitter投稿に関しては、ほとんどのマスメディアが報じる内容は、『鳩山氏がN国党を批判している 』、といった内容のものが多く、「なんでそうなんねん?」と、私は感じました。
私自身、鳩山氏を全面的に支持する気など毛頭ありませんが、丸山議員の「戦争で取り返すしかないんじゃないですか?」というのが、 "表現の自由" であるならば、勿論、鳩山氏の、「日本の戦争放棄は憲法で謳われている。もし竹島の領有権を主張するなら、なぜアメリカの地図に竹島は韓国領とされたときに、日本政府は反対しなかったのか。ポツダム宣言で離島の主権は連合国が決めるのだ。 」、という持論も、 "表現の自由" の範囲内だといえます。
ですから、こうした "表現の自由" 同士の対立は、とても健全的だと思いますし、今後、鳩山氏や立花氏(丸山議員)が互いに大いに議論されるべきだと思います。
さらにいえば、専門的な人物も含めた闊達な議論によって、憲法9条を改正し、武力行使(威嚇行為も含めた)によって竹島を取り戻すことが正しいのか、それとも、竹島の領有権を放棄することが正しいのか、はたまた、それ以外に何かしら解決する案はあるのかなど、国民的議論へと拡がっていくことを望みたいです。
そして、その上で、本来わが国固有の領土(所有地)であったはずの竹島が、戦後ずっと、なにゆえ南朝鮮(韓国)が占有し、実効支配し続けているかなどの、こうしたことも明確にしていかなければ、本当の意味での問題解決にはならないと思います。
こうした、未だ日本国内において、竹島の領有権についての明確な議論が為されていない段階にあって、闇雲に日本人の感情を揺さぶるような南朝鮮政府の行動に対して、鳩山氏はさらにTwitterで呟いていおり
至極真っ当な意見だと思いましたが、どこまで南朝鮮政府に響くことやら…。
とにもかくにも、丸山発言だろうと、鳩山発言だろうと、 "単なる問題提起" に過ぎないことすべてが、「悪質なことをいっている」、という印象操作によって、言論弾圧されることに憤りを覚えますし、なにより、日本政府のいう『竹島は日本固有の領土 』という文言自体が、本当に国際法上、有効であるのかどうかも含め、国民的議論に拡がってくことを望みたいです。
【余談】
ですが、私くし個人の考えとしては、やはり、戦後の日本政府の対応があまりに杜撰だったために生じた問題だと認識しており、これまで様々に自身のブログでも訴えてきた次第です。(下記は参考までに…)