日本共産党・志位和夫委員長が習近平・中国共産党を痛烈批判「尖閣諸島は疑いなく日本の領土だ」
前略
志位氏は2月26日発売の『週刊ポスト』でインタビューに応じ、中国共産党の対外姿勢に強い警戒感を表明するとともに、日本政府が誤った対応を取っていることが問題をより深刻にしていると追及した。
中略
「私たち日本共産党は、節目節目で中国政府に対して直接ものを言ってきました。私自身が発言したものだけでも、チベットの人権問題、(民主化運動でノーベル平和賞を受賞した)劉暁波氏の投獄問題、南シナ海や東シナ海での覇権主義的行動、香港やウイグルでの人権抑圧など、問題が起きるたびに、是正を求めてきました。しかし、彼らは批判を受け入れる様子がない」(志位氏)
緊張状態が続く尖閣諸島についても、「そもそも日中国交正常化の時の交渉に問題があった」と指摘する。
「尖閣諸島の問題は、1972年に当時の田中角栄・首相と周恩来・首相が日中共同声明を出すにあたって議論をしています。その際に周氏が『いまこれを話すのはよくない』として“棚上げ”を主張し、日本側は事実上同意してしまった。日本政府は尖閣諸島の領有権について、この時にはっきりと主張するべきだったのです。日本の外務省は簡単な記録しか表に出していませんが、中国側は詳しい議事録を出しています。そこでは、日本側が何も言っていないということが明確になっています。
中国側が初めて公式に領有権を主張したのは1971年のことです。その翌年に国交正常化となったわけですが、交渉の際にはっきりとものを言わないだらしない態度をとったことが、現在に至るまで尾を引いています。正面切って、尖閣諸島は日本の領土であるという国際法的、歴史的な根拠をぶつければ、争う余地がない問題のはずです。にもかかわらず、日本政府はずっとそれをやってこなかった」(志位氏)
江沢民氏、胡錦涛氏、習近平氏ら歴代の国家主席とも会談した経験のある志位氏は、「中国共産党はたいへんに大きな政党だが、正論で向かってこられることを嫌がるところがある」と指摘する。
「だからこそ、事実と道理と根拠を示して述べ、国際社会の同意を得ることが重要になる。日本政府は弱腰の態度を改めて、今こそ言うべきことをきちんと言わなければならない」(志位氏)
保守政党であるはずの自民党が政権与党の座にありながら、菅義偉・首相や茂木敏充・外相、二階俊博・党幹事長らが“対中べったり”にしか見えない外交スタンスを取り、革新政党である日本共産党トップがそれを叱るという、あべこべな構図である。この国の政治の歪な姿が浮き彫りとなった。
【 所 感 】
『戦後保守』という観点からいえば、自民党も日本共産党も所詮は同一政党でしかなく、『革新政党』という観点でいえば、いまや自民党の方が急進的だ。
それに、志位さん率いる日本共産党もいまや、野党も含めた他の政党に『革新』というお株を奪われてしまっては、なかなか存在感を示すことも難しかろうて…。
シナ中共の残党?と自民党とが、ガッツリ手を組み合わさっている以上は志位さん、日本社会における覇権争いはすでに軍配があがっているのではないか。
これからは、互いに不正選挙合戦で、日本の共産党が勝利するのか、自由共〇党が勝利するのか、なかなか見物である。
こんなこと言うのも馬鹿らしいのだが、とにもかくにも、国際社会云々の前に、『自国の領土は自国で守るんだ!』という強い意志を示さねば、誰も本気で相手などしてくれようはずもない。(=3 ため息)
それに多くの国民も、領土問題なんぞ関心もないだろうし、一度、国民投票でもしてみりゃいいんではないか?
もちろん、私は、自主憲法も制定されていない現状においては、放棄すべしの票をいれるだろうが。