和貴の『 以 和 為 貴 』

論語:里仁第四 〔18〕 父母に事えては


論語を現代語訳してみました。



里仁 第四

《原文》
子曰、事父母、幾諫。見志不從、又敬不違、勞而不怨。

《翻訳》
子 曰
〔のたま〕わく、父母〔ふぼ〕に事〔つか〕えては、幾〔き〕 諫〔かん〕す。志〔こころざし〕の従〔したが〕わざるを見ては、又〔また〕 敬〔けい〕して違〔たが〕わず、労〔ろう〕して怨〔うら〕みず。




《現代語訳》


孔先生が、次のように仰られました。 


父・母の下にあるとき、その言動がまちがっておれば、それとなく諫〔いさ〕めなさい。けれども、父・母が諫めに応〔おう〕じてくれないときは、その言動に従い、お世話をして文句を言ってはならないよ、と。





〈つづく〉




※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考
※ イラストは『かわいいフリー素材集 いらすとや』さんより


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コメント一覧

yusuke1012
〇 おそらくは日蓮上人も、現在の日本社会を観ては、さぞ、お嘆げになられているのやも知れませんなぁぁ(;´・ω・)
yusuke1012
カワムラさん、こんにちは!コメントありがとうございます~(^^♪
仮面ライダーのマスクは私もかぶってみたい…(*'▽')
って自作するって、すごいですやん(#^^#)


はい!この語句は、是非ともこどもたちにも伝えたい語句のひとつだと思います。

わたし自身もそうですが、親を養う、といった間違った認識がこの国の伝統的家族を崩壊させてしまった要因だろうとも思いますので、近頃、よく目にするようになった、「老害」という文言ひとつとってみても、年長者に対するやさしさが欠けているものと思われて仕方ありません。

おそらく日蓮さんも、現在の日本社会をみては嘆いているのやも知れませんなぁぁ(;´・ω・)
honngou2_2007
ps 私は 本当の優しさが欠けていたのかも知れません
honngou2_2007
おはようございます!ゆぅすけ様
あっ!この語訳 知っていればよかった・・・
父母が諫めに応じない時・・・

私はこの心得が間違っていたのかも知れません。

インチキ宗教団体にふりまわされた母の間違った教義に対して
批判を貫いて来ました。まあ~これは 
日蓮教でいえば たとえ父母や師匠であっても
間違った教えは諫めて従ってはならぬと・・・
法を大切にするが故の事なのでしょうが・・・

孔子先生は、相当昔に どう対応するか 分かっておられたのでしょうね・・・もっと 早く知るべきでした。これこそ 子としての正しき
振る舞い。
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