論語を現代語訳してみました。
里仁 第四
《原文》
子游曰、事君數、斯辱矣。朋友數、斯疏矣。
《翻訳》
子游〔しゆう〕 曰〔い〕わく、君〔きみ〕に事〔つか〕えて数〔はや〕からんとすれば、、斯〔すなわ〕ち辱〔はずかし〕めらる。朋友〔ほうゆう〕に数からんとすれば、斯ち疏〔うとん〕ぜらる。
子游〔しゆう〕 曰〔い〕わく、君〔きみ〕に事〔つか〕えて数〔はや〕からんとすれば、、斯〔すなわ〕ち辱〔はずかし〕めらる。朋友〔ほうゆう〕に数からんとすれば、斯ち疏〔うとん〕ぜらる。
《現代語訳》
孔先生が、次のように仰られました。
主君〔しゅくん〕に仕えてすぐに結果を求めたりすれば、かえって辱められることもある。
また、友人にしつこく忠告〔ちゅうこく〕したりなどすれば、かえって嫌われ、疎んじられることもある、と。
里仁 第四 おわり
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※ 孔先生とは、孔子のことで、名は孔丘〔こうきゅう〕といい、子は、先生という意味
※ 原文・翻訳の出典は、加地伸行大阪大学名誉教授の『論語 増補版 全訳註』より
※ 現代語訳は、同出典本と伊與田學先生の『論語 一日一言』を主として参考
※ イラストは『かわいいフリー素材集 いらすとや』さんより