前々回の記事につづき、今回の堺市長選に対する想いを述べようと思います。
まず際立って感じたことは、41%とという投票率に対し、
「なんじゃ?この低さは・・・」
とともに、ある意味これが堺市民の民意なのかというものでした。
実際、私は堺市に暮らす知人が多いわけでありますが、その多くが政治に関心がなく、また、土日関係なくお仕事をされている方々もほとんです。
しかもほとんどの知人が堺市内ではなく、大阪市や松原市、岸和田市といった市外での勤務ですから、堺には暮らしているが、堺に興味がないというのがほとんどなのです。
実際、私が「ガシ(堺東駅)へ呑みに行こう!」と言うと
「いや、天王寺か難波あたりでええんちゃう?」と言うのがほとんどです。
かくゆう私は、お酒がそんなに好きな方ではないため、単独で堺市内へ呑みにいくこともありませんが、生まれ育った奈良・吉野と堺市とは、林業林産で縁の深かったことを思いながら、共に、当時の賑やかさを取り戻してほしいと願っております。
そういう期待も込めた今回の市長選でしたが、やはりといった感じで維新政党の新人さんが勝ちました。
このことからも、私の願いとは全く逆をいく政党の市長が選出されたことになるわけです。
しかしながら、10人中4人ほどしか投票に行かなかった現実を考えますと、明確に都構想の是非が決定したわけではないため、やはり住民投票ともなると都構想については、「反対」が多数を占めるのではないでしょうか。
また、維新を応援している人でも、「都構想は嫌!」という人が大多数だと思われます。
やはり、有権者の多くが、「少しでも暮らしを良くして!政治家の不祥事をなくして!」という想いが強いのではないのでしょうか?
そして、こうした民意を新人の市長さんがどう応えていくのかだと思います。
政党に縛られることなく、一部の利権者に媚びることなく、広く市民のための政治と、さらには政令指定都市の首長としての務めを果たしていただきたいものであります。
なにわともあれ、永藤さん、おめでとうございます。