柚子のがらくた箱

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夏 の 中

2009年08月31日 | 詩など
         夏 の 中


       

            微笑している夏の中

            ウィンクしている夏の中


            ひまわりの種をまいた人

            あさがおに水をまいた人

            海辺をおもいっきり走った人

            山で大きなおにぎりを食べた人



            背伸びしている夏の中

            両手を広げている夏の中


            可愛い蛙を見た人

            素敵な虹を見た人

            河童とお友だちになった人

            夏模様の浴衣を着た人



            夏の中で夢を叶えた人

            夏の中で幸せを感じた人









                                          

ピ リ オ ド

2009年08月20日 | 詩など
          
             ピ リ オ ド 


           
               折れてしまった

               折れた心をもてあまし


               心は呼吸困難

               心は悲鳴をあげている

      
               ピリオドを打つ

               絶対に打つ


               心が爆発する前に

               心が砕け散る前に









                                                

現  実

2009年03月04日 | 詩など
      現   実


        現実は

        夢も希望も

        明日も明後日も

        欠片さえ残さないほどに砕いてしまう

        涙をこぼす瞬間も与えないほど簡単に

        笑うしかない

        大きな声で笑うしかない

        泣き笑いになろうと

        大きな声で笑うしかない

        太陽を信じて ・・・

        現実は残酷

    





                              

滑  稽

2009年02月14日 | 詩など
  
     滑  稽    



       亀は甲羅を残す

       向日葵は種を残す

       花火は想い出を残す

       私は  ・ ・ ・

  

       足掻いています
   
       滑稽なほどに
  
   
   
       流れない一番星を求めて  ・ ・ ・

       わたれるはずない虹を求めて  ・ ・ ・

       見ることの叶わぬオーロラを求めて  ・ ・ ・






                                        

黄色いサボテン

2008年12月09日 | 詩など
    ぼくが愛したサボテンは

    生きていますか ?

    黄色い花をつけていますか ?

    あれから ぼくは

    サボテンを育てていません。

    黄色い花は

    ぼくの心の奥で生きています。





                                          
 

光 と 闇

2008年11月13日 | 詩など
    光 と 闇

  
       光は闇のことを考えてはいない
       考えているふりをしているだけ

       闇は光を知らない
       憧れることも知らない

       光の涙を闇が流す
       闇の喜びを光が喜ぶ

       光は闇の世界では生きられないだろう
       闇は光の世界では生きられるだろう

       光と闇を重ねたら ・・・
       光と闇が重なったら ・・・
       光と闇が戦ったら ・・・   
       お  ・  し  ・  ま  ・  い




                                    

2008年10月02日 | 詩など
 秋


    最近 言い訳ばかり並べている

    言い訳が上手になった

    弱い自分自身を認めたくなくなった


    上っていた坂 

    いつか 下り坂になり

    秋風の中を歩いていた


    悲しきあがきも

    ささやかな根気も

    薄れていく秋風の中
 

    約束のない明日のために

    準備したのは遺言状だけです






                                        

わ・た・し

2008年09月18日 | 詩など
 

   赤いTシャツが一番似合うのに

   黒いTシャツを着たり

   水玉のブラウスを着たり

   ブルーのドレスを着たりしている

   愚かしい

   嘆かわしい

   まるで ピエロだね

   『 何 やっているんだか 私 』

   『 何 やっているんだか 私 』

   『 何 やっているんだか 私 』


空っぽ

2008年08月28日 | 詩など
   空っぽ

    
     20年生きても ・・・ 
     30年生きても ・・・
     40年生きても ・・・
     50年生きても ・・・
    
     60年生きたら何が のこる
     70年生きたら何が みえる
     80年生きたら何が わかる
     90年生きても同じ
     100年生きても同じ
    
     私は 空っぽ
     私は 空っぽのまま
     心に 風が吹くだけ ・・・

人間の世界

2008年08月24日 | 詩など
   人間の世界

  
  

     人間の世界は 煩わし過ぎるよ

     翼がないから 自由じゃないわけではない

  
     必要ないもの

     必要ないことが多すぎて不自由

  
     ある人間だけを見ずに

     ある人間の過去や周りの人間を見る

  
     疲れるよ

     人間の世界は ・・・

  
     疲れるよ

     一人で生きてゆくということは ・・・

  
     悲しくなるよ 

     人間の世界は ・・・  


     悲しくなるよ

     雁字搦めで ・・・