神仏は 太陽ほどに 近くない
スカイツリー 秋晴れの中 富士写す
秋色を 煌めきさせる ススキたち
稲の道 彩るような 彼岸花
生きている 上出来です 胸をはれ
絵の桜 三春の春に 心飛ぶ
何故 福島(ここ)に 生まれ生きるか 赤とんぼ
つまずいた 加齢の影が 大笑い
広い道 歩くつもりが 砂利の道
考える 時間だけある 龍の年
手をのばし ふれたい像は 影にあり
答えなら お好きなように それが ○(まる)
踏みつける その右の足 心かと
手ぶらでの 旅を楽しむ 心なし
欲望を おろせぬ心 情けなし
自然には 心も物も ひざまずく