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ラヂオ惑星モルファス

ミーナ・・・Un Buco Nella Sabbia(砂に消えた涙)

この曲は「何となく聞いたことがある」曲ではないですね。ちゃんとレコードも持っていますし。
でも・・・シングル盤が330円なんです。ラーメンが60円、公務員の初任給が19,100円の時代です!多分、私のお小遣いは月額で100円~300円くらいかな?おおよそ10倍にすると何となく分かりますよね。
いかにレコードが高かったか分かります。
ですから、みんなラジオにかじりついて、好きな曲を何度もリクエストしたものです。昭和41年までは葉書が1枚5円でしたからね。

この曲を聴くとやはり中学生時代に戻ってしまいます。1964年に弘田三枝子が日本語のカヴァーを出しましたが、やはり決定的なヒットは1965年1月にミーナ本人の歌が出たことによるのでしょうか?何と、A面が日本語B面がイタリア語です。多分新品で買ったのでしょうね~中古屋さんのラベルがありませんから。ただし、買ったのは多分高校生になってからでしょう、中学校の周りにはレコード屋さんがなかったような気がします・・・あったかな?(あ、ついでに言うと、中学校では私はビートたけしの後輩に当たります。やはり、東京都はいえ山手線から遠く離れた区はどちらかというと田舎でしたから、都心部に通うようになった高校生時代とは大きな差がありました。)
それに、この1964年はカンツオーネには大きな年で、この年1月末から2月はじめに掛けて開催されたサンレモ音楽祭でジリオラ・チンクェッティが『夢見る想い』で優勝した年なんですね。カンツォーネが大きくもてはやされていた時代です。

カンツォーネの話をしなくて済みません。ただ、ファンの皆さんはミーナをよくご存じかな?と思います。
ミーナ(Mina)は1940年生まれでデビューは1958年ですが、日本では1960年のヒット曲「Tintarella di luna」(邦題:月影のナポリ)が 森山加代子とかザ・ピーナッツのカヴァーでヒットしています。これは小学生の頃ですが、まあこの曲も良く覚えていますね~印象的でしたけれど、父親に聞くことも禁止されていましたから。

では、「砂に消えた涙」を・・・・・


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