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寒木瓜や幽けき夕陽華やぎぬ
コロナ禍も2年目に入りました。何となく慣れたようにも思いますし欲求不満が募っているのかもしれません。
オーケストラは台風の直撃による中止も含めて2年以上コンサートが出来ません。オーケストラは沢山のメンバーが集まる必要もありますし、公民館の練習会場を貸していただけないとパートレッスンもできません。
俳句も、指導者は「座の文学」を強調される方で、句会こそが俳句の神髄とおっしゃいます。しかし、私は幸いなことに、どうしても句会でなければならない・・・とは考えていないので、毎日のように散歩をしたりしながら少しずつ感覚を磨けるのかな?と思っています。基本は「詩」である以上、自分の内面から湧き出る感性を写していくべきもので、その表現としての写生ではないかな?などと思っています。
掲げた句は、句会で講師の選を頂き、所属する小さな句誌「草萌」に掲載された1句です。
何となくまとまってはいますが、だから何だ!と問われると・・・白内障の治療に通う道すがら、寒木瓜に夕陽が射している情景が実に美しかったので「写生」を試みたということでしかないのですが・・・選を頂いても自分ではすこしばかり不満な一句です。