2017.12.03(日)午前は二本松市の木幡山・羽山をめぐり、その午後は幡祭りを見物してきた。
この日の天気は良好で、山といい祭りといいとても記憶に残る一日となった。
しばらく前に、『東北の山遊び』・『(続)東北の山遊び』(SONEさん)、『マウンテン・ソング・ブック』(morinoさん)のブログを拝見し、いつかは自分もと思い続けてきた。
それに『山と渓谷』(2017.12月)に掲載されたSONEさんの寄稿文を読み、その思いさらに強くした次第。
木幡山 666m
福沢羽山 613m
※その1(木幡山・羽山・羽山神社)、その2(幡祭り)と2回に分けて紹介します。
今回一緒の予定だった方が急きょ行けなくなったので、単独行となった。
現地の臨時駐車場に到着したのは、午前7時。
すでに4~5台が停まっている。
8時スタートでも十分と思っていたので、ノンビリと準備を整え、歩き出した。
先ずは一の鳥居をくぐってみた。
そしてすぐ戻り、木幡山参宿所、遥拝所の脇を通り、二の鳥居から参道に入った。
それにしてもこの地域の方々の隠津島おきつしま神社に寄せる信奉の深さには、驚嘆する。
数多くの社を守り、維持していくのは極めて大変なことだろう。
加えて、毎年12月に開催の幡祭りについても・・・。
高齢化、人口減少、地域経済活力の低下などが言われて久しいのに・・・。
チェーンの設置された道を上りつつ、そうした思いをめぐらした。
(一の鳥居)
(治家公園入口に立つ案内板)
(同上)
(同上)
(木幡山参宿所)
(遥拝殿)
(二の鳥居)
(参道)
参道は、舗装された林道桜町木幡山線を横切り、さらに上に続く。
この部分は、歩く人が少ないと見えてかなりヤブ化が進んでいる。
道の下側には、木幡山駐車場があり、トイレ棟などもあるようだ。
そしてこの駐車場から東屋を経て木幡の大スギ、門神社へと続くきちんと舗装された階段に出た。
(ヤブ化の進んだ道)
(東屋。これを右手に上ると大スギ)
(樹齢700年超の大スギと門神社)
さらに上を目指す。
(第一社務所。左奥にはトイレ棟あり。)
(鐘楼)
せっかくなので、社巡りをしてみた。
左から養蚕神社、熊野神社、八坂神社、疱瘡神社、白山神社、足尾神社とあり、隠津島神社へとたどった。
隠津島神社の両サイドには、養蚕神社、松尾神社が置かれている。
さらに、長い傾斜のきつい石段を下った先には、医薬神社、三重塔がある。
まさに全山伽藍といった感じがする。
木幡山に登らずとも、これらの伽藍に参拝して回るだけで十分心が満たされることだろう。
(左から養蚕神社、中央の小ぶりなのが熊野神社、右は八坂神社。社はさらに右側に配置が続く。)
木幡山経塚群へは左側の養蚕神社わきから入っていく。
(隠津島神社本殿:左右に養蚕神社、松尾神社を置く。)
(石段左側中腹にあるのが医薬神社)
(三重塔)
ひと上りした先にあった経塚群。
土まんじゅう形の6つの塚が、案内板の後方に並んでいる。
さらに道を奥に進むと木幡山山頂に到着。
眺望がきかないので、写真1枚を撮ってすぐに後にした。
(木幡山山頂)
杉林の道を行くとヤマツツジなどの植層の明るい場所に出た。
そしてまもなく羽山(福沢)山頂に到着。
(羽山山頂
ここもあまり展望が良くないので、休まずさらに先に進む。
これまた快適な道。
一瞬、カヤ野かと思えたところからの眺望はすばらしく、安達太良や東吾妻の山々、蔵王連峰などが神々しく思えた。
(左から右へ和尚山、安達太良山、鉄山、箕輪山)
(中央は吾妻小富士、一切経山)
(蔵王連峰)
(羽山神社)
(羽山神社の鳥居)
しばしの間、大パノラマを眺め、休憩。
西側斜面の下方で刈払い機のエンジン音がしてきた。
さらに神社鳥居側の大畑登山口から、10人ほどの男性が到着。
皆さんは、2手に分かれて整備に来たとのこと。
この展望台付近は、ヤマツツジが群生し、見事。開花の時期に合わせ山開きをしているので、そのころまたお越しくださいと勧められた。
確かにそれはいい。
今日とは別ルートでぜひそうしたいと思った。
この後は、午後の幡祭り行列に付いて回るため、来た道を駐車地点まで戻った。
昼食は車の中で済ませ、約1時間昼寝。
※その2(幡祭り)に続きます。⇒ こちら
<歩いたコース>
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