八方山(716.5m)は、花巻市街地の西方に位置する山で、高村光太郎が過ごした山荘の近くにある。
高村山荘を訪れるたびに気になっていた山だ。
この山荘のところから『東北自然歩道(新奥の細道)』として、ハイキングコースになっている。
※ 高村光太郎、高村山荘については ⇒ こちら
登山口までの道に迷い、時間をロスしてしまった。
この八方山入り口の標識が地味。
そして先方に進み、交差点を左折。
大きな養豚場の脇を奥に入っていく。
車10台くらいは駐車できそうな広場に出る。
しかし、何も表記されていない。
朝露で草は濡れ、ヤブ蚊がまとわりついてとてもうるさい。
「これほど立派な林道なら、奥まで車で来るんだった」などと思いながら、歩く。
山頂まで3.9kmの標柱が、クマにかじられている。
それにしても、なぜクマは標柱をボロボロにしたがるのだろうか?
生木でもかじったほうが味がして美味いと思うのだが・・・。
(もっと奥にあった標柱は、ほとんど破壊されていた)
道は、快適。
”ニーッ”
歯を出して、威嚇しているようだ。
ときどきこんな箇所が出てくる。
滑らないように気をつけて通過。
”ガオーッ”
これまたなんで2回も巻かねばならなかったのだろうか?
眺望がきかないので、木々を眺めながら歩く。
尻平川コースとの分岐点に到着。
▲左に下る方が尻平川口、右の上りが山頂方向)
ここからは、やや急な登りとなる。
着いた先は、草が刈りはらわれて広々している。
眺望はきかない。
山頂には、石の祠と清水観世音堂之跡と記された石柱がある。
文字通り誰にも逢わない歩きなので、ここでのんびり休憩(朝食)。
後はいっきに下山。
歩き開始 6:30
山頂 8:30~9:00
下山 10:30
そして、清水寺(きよみずでら)に直行。
▲清水寺から八方山を遠望
▲今日のコース
そっくり!
紅葉&キノコの収穫でもあればよかったのですが・・・。
イワウチワの群落もあるようですし・・・。
季節ごとの山の楽しみ方があるのは分かっているつもりでも、やはり欲がでてきてしまいます。