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旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

『水戸黄門』と『税務調査官 窓際太郎』

2023-12-17 03:23:40 | 日々雑感

かつてテレビで放映されていた『水戸黄門』と『税務調査官 窓際太郎の事件簿』を、最近よく思い出す。
昨今の政治とカネがらみの有り様を目の当たりにすると、黄門様や窓際(窓辺)太郎が降臨し、活躍してほしいものだと。

諸国を歩き、「この紋どころが目に入らぬか! おそれ多くも先の副将軍~」と言っては悪を成敗する水戸の御老公様ご一行。

一方、世田谷南税務署に席を置く国税庁影の調査官 窓際(窓辺)太郎は、
悪徳政治家(たいがいは力のある国会議員)に対して、査察令状を掲げ「きっちりと落とし前を付けさせてやる!!」と啖呵を切る。
ここに出てくるこれら政治家は、きまって「政治には金が必要」、「国家、国民のために尽くしているのは自分だ」と言うやから。

     *

贈収賄、ヤミ献金、キックバックなどが横行する政治家の世間。
それは、善良なる一般庶民の世間とはかけ離れた、異臭を放つ魑魅魍魎(ちみもうりょう)が跋扈(ばっこ)するものであるようだ。

     *

ところで、黄門様ご一行についてだが、これまでいつも違和感をもってわたしは眺めてきた。
それは、悪だくみする者たちの多くが、悪徳商人と結託した諸藩の代官であること。
今で言うなら地方公務員ではないか?

長年、地方公務員だったわたしとすれば、黄門様ご一行の活躍をテレビで見てはスッキリしつつも、
世の地方公務員がそういうものだと視聴者の脳に刷り込まれてしまうのではないかとかねがね思うからだったが・・・。









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