(我が家のやまぼうし)
やまぼうし(山法師、ヤマボウシ)は、高さ10数メートルもの大木になり、五月終わりごろから約1ヶ月もの長い間、直径5~7センチ程の真っ白(またはピンク)の花(苞)を咲かせる。
その特徴を挙げればいろいろある。
① 春夏秋冬の趣が大(春:栗駒山開き時期に開花、夏:緑陰、秋:紅葉と果実、冬:寒姿)
② 実は果実酒・ジャム等にも利用が可(地域特産の食前酒など)
③ 成長が緩やかであまり姿が乱れない木
④ 硬い材質を活かし、鍬(くわ)などの柄やカンナの台、タガ締め用クサビなどに活用
⑥ 地元の木(私のふるさとは宮城県の北端)
まさに、わがふるさとを訪れてくださる方々を心をこめて歓迎するにはこの木をおいてほかにない。
わが国を代表する花としては、とかく多くの人々は桜を挙げるが、花の楽しみは一瞬。
深緑ともなれば桜の木はあまり見向きもされなくなる。
このやまぼうしの並木が、高速道路の若柳金成インターチェンジから栗駒山の頂に向かって延々と続く景色を想像すると胸が高鳴ってくる。
地域の人々が一本一本大切に植えていく、それが精神文化の再生につながり、そして年々景観が形づくられていく、なんとも壮大なことではないか。
21世紀のメモリアルづくりとも言えるのではないか。
こうした思いをいつか実践に移したい。
そんな思いを抱きながら、ふるさとへの道を歩いている。
(稲穂の中を走る”くりはら田園鉄道”=金成(国道4号)から栗駒方面を望む。) 写真提供:仙台在住のT.Sさん
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