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旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

これでスッキリ!! 仙台藩の海道コース

2012-03-12 23:00:33 | 水の道逍遥
長いこと「そうだろう」とは推測しつつも、イマイチ確信が持てなかった仙台藩の海道。

領内(現在の岩手県南部や宮城県北西部)から北上川などを通じて仙台城下に物資を搬送したルートが、●石巻湾~嵯峨渓~宮戸島の外回り~塩釜湾(松島湾)~塩釜の牛生(ぎゅう)だったのか、●石巻湾~潜ヶ浦(かつぎがうら:奥松島の宮戸島の境)~塩釜湾(松島湾)~塩釜牛生だったのか、気になって仕方がなかった。

それがハッキリして、スッキリ!!

正保2年(1645年)に仙台藩が制作し、元禄年間(1688~1703年)に模写された『奥州仙台藩領国図絵』に海道ルートが記されていた。

それがコレ。
(原図に加筆し、わかりやすいように加工)



(注)中央右側の海溝のように見えるものは、単なる「図面の折り目」です。


江戸との交易ルートとして、寒風沢島(寒風沢水道)や阿武隈川河口の荒浜が拠点となっていた。

当時の船が帆船であることから、外海を避けての航行は当然のこととは言え、確認できて気持ちが落ち着いた。



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