釈尊の最初の説法をまとめたものとされる『四十二章経(しじゅうにしょうきょう)』に、「第三十八章 生即有滅(人の命は幾(いくば)くかある)」とある。
- 仏沙門に問う。人の命は幾くの間に在りや。対えて曰く。数日の間。仏言く。子(なんじ)未だ道を知らず。
復(ま)た一(ひとり)の沙門に問う。人の命は幾くの間に在りや。対えて曰く。飯食の間。仏言く。子未だ道を知らず。
復た一の沙門に問う。人の命は幾くの間に在りや。対えて曰く。呼吸の間。仏言く。善い哉(かな)、子、道を知れり。-
仏問沙門。人命在幾間。対曰。数日間。仏言。子未知道。
復問一沙門。人命在幾間。対曰。飯食間。仏言。子未知道。
復問一沙門。人命在幾間。対曰。呼吸間。仏言。善哉子知道矣。
なるほど、そうだ。
人生長いなどと言ってはいられない。
呼吸が止まれば命は尽きる。
精進は、「今」を生きるその命にあらねばならぬ。
“生即有滅(人の命は幾くかある)をゆめゆめ忘るなかれ”
雨読の四十二章経は、そう自覚させてくれた。
- 仏沙門に問う。人の命は幾くの間に在りや。対えて曰く。数日の間。仏言く。子(なんじ)未だ道を知らず。
復(ま)た一(ひとり)の沙門に問う。人の命は幾くの間に在りや。対えて曰く。飯食の間。仏言く。子未だ道を知らず。
復た一の沙門に問う。人の命は幾くの間に在りや。対えて曰く。呼吸の間。仏言く。善い哉(かな)、子、道を知れり。-
仏問沙門。人命在幾間。対曰。数日間。仏言。子未知道。
復問一沙門。人命在幾間。対曰。飯食間。仏言。子未知道。
復問一沙門。人命在幾間。対曰。呼吸間。仏言。善哉子知道矣。
なるほど、そうだ。
人生長いなどと言ってはいられない。
呼吸が止まれば命は尽きる。
精進は、「今」を生きるその命にあらねばならぬ。
“生即有滅(人の命は幾くかある)をゆめゆめ忘るなかれ”
雨読の四十二章経は、そう自覚させてくれた。
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