昨日(20日)は、今年6月14日(土)午前8時43分ころに発生した地震で亡くなった縁者の葬儀が栗原市栗駒沼倉であったので、参列した。また今日は、栗原市主催の合同慰霊祭が同じ栗駒の岩ヶ崎で開催されたので、こちらにも出向いてきた。
被害の状況は次のようになっているという。
死亡者・行方不明者・・・19人 負傷者・・・205人
住家被害・・・全壊 30棟 大規模半壊 14棟 半壊 111棟
一部損壊 1365棟
土砂被害・・・83ヵ所所 道路・・・572ヵ所
その他施設・・・1024ヶ所
電気・・・ 5ヶ所 水道・・・66ヶ所 下水道・・・115ヶ所
教育施設・・・107ヶ所 橋・・・26ヶ所
(平成20年9月12日現在)
生まれ故郷の栗駒山は 富士の耶(や)まよりなつかしや
(白鳥省吾 しろとり せいご)
郷土の詩人が秀峰『栗駒山』をこう詠んでいることに触れながら、この山をも抱く大自然の力は“神のみわざ”かと無念さを語った佐藤栗原市長の思いには、同感できる。
私も、今年8月3日(日)に開催された高校の同窓会に出席したとき、挨拶の中で、同じ思いを語った。そして、「それでも栗駒山は恵みの山なのだから」とも。
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栗駒への道すがら繰り返し思い浮かんだもの。
・ 生(しょう)を明(あき)らめ死を明らむるは、仏家一大事の因縁なり
『修證義(しゅしょうぎ)』
・ 未だ生を知らず、焉(いずく)んぞ死を知らん 『論語』巻第六 先進第十一
・ 遠きて近きもの 極楽、舟の道、人のなか 清少納言『枕草子』162段
・ 四苦八苦
生苦、老苦、病苦、死苦、
愛別離苦、怨憎会苦(おんぞうえく)、求不得苦(ぐふとっく)、五蘊盛苦(ごうんじょうく)
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