旅する心-やまぼうし

やまぼうし(ヤマボウシ)→山法師→行雲流水。そんなことからの由無し語りです。

多摩川周辺の治水史ー上河原堰と二ヶ領用水

2021-02-21 13:13:52 | 水の道逍遥
2021.02.19(金)二ヶ領用水の上流側に位置する上河原堰~五ヶ村堀緑地を歩いて来た。
折りたたみ自転車に乗ったり引いたりしての移動距離は、22㎞超になった。
用水堀の親水スポットで頻繁に立ち寄ったりするうえで、自転車は大いに役立つ。
それに多摩川両岸にはサイクリングロードも整備されている。

<今日のコース>
多摩川左岸を上流側に向かう~多摩水道橋~二ヶ領せせらぎ館~上河原堰~中野島側の草堰~沖川原橋~台和橋~五ヶ村堀緑地~多摩川水道橋~登戸の渡し跡

※先日歩いた宿河原堰~二ヶ領用水の様子は ⇒ こちら

二ヶ領用水は、徳川家康の命を受けた小泉次大夫が慶長2(1597)年から約14年の歳月をかけて開削した、多摩川で最古の農業用水路。
ここ上河原堰のある取水所から川崎の海までの全長32㎞の水路となっている。
 ※多摩川の水を二ヶ領用水に供給する上河原堰は、昭和20年にコンクリート堰となり、平成24年には固定堰の高さを切り下げて、起伏式ゲートに改修されている。



(多摩川堤防の上から富士山を遠望)


初めに、二ヶ領せせらぎ館を訪問し、基礎的な情報を収集。
ここは国土交通省>川崎市>から委託をうけたNPO法人多摩川エコミュージアムの多彩な活動拠点となっている。



(二ヶ領せせらぎ館)


(館内)


(淡水魚の水槽も展示。冬眠中のカメもいた。)


(黄金ナマズ:つい先日、愛称が”なまずん”に決まったとのこと。)


(宿河原堰がわからの取水口。右はせせらぎ館。)


(開花し始めた館前の河津桜)


多摩川右岸の堤防に戻り、上流へと向かう。



(上河原堰:画像左の機場は三沢川関連のもの。)


(堰堤)


(堰の下側に釣り人がいる。)


(堰の上流側:右側ブイの所から用水路へ流れ込む。)


(取水口)


流木に腰を下ろして、対岸の東京都調布市側から飛び立つ飛行機などを眺めながらノンビリと昼食。
すぐ近くにはコンビニもある。
とにかく天気が良い。



(取水機場)


(同上)


(同上:左手の人たちはマブナ釣りを楽しんでいる。)


(親水護岸)


(同上)


(草堰)






(竹柵護岸)




(水浴びしている)


(沖川原橋:旧三沢川が右手から合流)


中野島中学校を過ぎるあたりから、護岸の様相が変わってくる。
山下川が流れ込んでいる台和橋を過ぎ、津久井道(世田谷町田線)の下を抜けると目の前に小田急小田原線の線路が出てきた。
これは渡れない。
仕方がないのでここで諦め帰宅しようと左折したら、自転車を押しながら地下通路に下る人が見えた。
当方も後に続いて線路の反対側に到着。



(五反田川との合流点:右が二ヶ領用水)


府中街道に出て先に進むと今日最後の目的地 稲生橋に到着。



(稲生橋と二ヶ領用水:左は五ヶ村堀緑地)


(五ヶ村堀緑地)


多摩水道橋を渡って東京都側に戻る。
堤防下のサクラを見ながら休憩しようと河川敷側に下りる。
河津桜の根元はきれいに土壌整備され、進入禁止のロープが張られていた。
もう1本の樹とともに18年前に自分で植えて、大事に育ててきたという年配の男性から声をかけられた。
枝を切り取って行く不届き者がいて困ると嘆いていた。
その方に「メジロが来ている」ことを教えていただき、カメラを向けたが、鳥の素早い動きについていけない。



(河津桜の枝にとまるメジロ)






(多摩水道橋:左端の明るい方角には富士山が位置する。)


河原でゆっくり休憩し、夕陽を背に受けるような形で無事帰宅した。











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