▲早池峰山
宮城県庁の18階にある展望ホールで、とても素敵な出会いをした。
少し気分転換でもしようと、お昼休みの時間に行ってみたときのことである。
奥羽の山並みをボーっと眺めていたら、県庁見学に来ていた一人の女子児童が寄ってきた。
そして、わたしに「よろしくお願いします!」と言って、B5版の大きさの画用紙でできた二つ折りのものをくれたのである。
開いてみると、そこにはクレヨンで書かれたイラスト入りで、岩手県稗貫郡大迫町立大迫小学校の学年、氏名、町の位置と面積、特産物などの紹介、そして早池峰山もあるのでぜひお越しくださいと書いてあった。
これにはとても感心させられてしまった。
担任の先生もきっとすばらしい方に違いない。
それは、次のような点からである。
・ きちんと郷土学習を取り入れている。
・ 郷土のすばらしさを、次代を担う子供達が認識している。
・ 他県の見学といった機会をとらえて、それを子供達がPRしている。
(一人ひとりが広報マン)
とかく、観光振興などの場面では、PR活動が先行しがちであり、経費不足を嘆く声が多くあるが、この小学校の取組はとても大事なことを教えてくれていると思う。
まず、自分たちが地域を知る。
アイデンティティとホスピタリティを醸成していく。
その上で金もかからない方法でPR。
こうした好循環をシッカリと組んでいく。
基本と言えばそれまでだが、この基本を継続していくことこそ重要ではないか。
わたしは、この時から大迫町のファンになってしまった。
(注)
① 大迫町は、 花巻市、石鳥谷町、東和町とともに、
2006年1月1日に新設合併により花巻市となった。
花巻市公式ウェブサイト ⇒ こちら
② 冒頭の早池峰山の写真は、
花巻市公式ウェブサイト内の『観光情報』-観光写真ライブラリーによる。
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