七十二侯中第六侯「草木萌動(そうもくめばえいずる)」は3月1日から3月4日にあたります。
暖かいと感じる日が少しずつ増えてきて、地面や木々の枝からうすみどりの芽が吹きだします。優しく光る陽光の下で、野山が淡い色に変わっていく様は、新たな生命の力強さも感じさせてくれます。
大きなルーペをいつも持ち歩いていて、ときどき拡大して見てみます。小さな芽がびっしりと生えている姿は見飽きることがありません。
「草木萌動(そうもくめばえいずる)」という字をデザインして書いてみました。
七十二侯中第六侯「草木萌動(そうもくめばえいずる)」は3月1日から3月4日にあたります。
暖かいと感じる日が少しずつ増えてきて、地面や木々の枝からうすみどりの芽が吹きだします。優しく光る陽光の下で、野山が淡い色に変わっていく様は、新たな生命の力強さも感じさせてくれます。
大きなルーペをいつも持ち歩いていて、ときどき拡大して見てみます。小さな芽がびっしりと生えている姿は見飽きることがありません。
「草木萌動(そうもくめばえいずる)」という字をデザインして書いてみました。
もふもふでかわいらしい小鳥、シマエナガの絵を描きました。北海道にだけ生息するそうです。
このはがきと、下のはがきをつなぎ合わせて一枚の絵になるように描きました。
文字は「雪霽不知寒(ゆきはれてさむさをしらず)」と書きました。
七十二侯中第五侯「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」は2月24日から2月28日にあたります。
「霞始靆(かすみはじめてたなびく)」という漢字をデザインして書いて見ました。
空気中の水分が多くなることにより、遠くの山などがぼんやりと見える現象を霞(かすみ)と呼びます。その霞がたなびき始める時候というわけです。霞がたなびくとか、霞が立つという言い方をします。月がかすんで見えることもありますね。朧(おぼろ)という優雅な言葉もあります。春のおぼろ月も愛でたいものです。
スーパーの野菜売り場に春キャベツを見かけるようになりました。菜の花を買ってきてお浸しにしていただきました。大阪府八尾市の名産の「若ごぼう」という野菜も出回り始めています。寒い日もありますが、春は着実にやってきているようです。
七十二侯中第四候「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」は2月19日から2月23日にあたります。
雪や氷が解け始め、大地を潤し始める時候。降る雪も雨に変わり、雪や氷に閉ざされて眠っていた植物たちも、そろそろ活動を始める時候です。
「土脉潤起(つちのしょううるおいおこる)」という字をデザインして書いてみました。油断しているとすごく寒い日があったりもするのですが、少し寒さは和らいだように思います。
関西では「お水取りが済まないと本格的な春はやってこない」などといわれています。そのお水取り、つまり東大寺二月堂で行われる修二会(しゅにえ)は3月1日に始まります。「お水取りが済む」のは3月半ばということだそうです。お水取り→大相撲3月場所(大阪場所)という流れでどんどん暖かくなっていくのです。もう少しの辛抱です。
七十二侯中第三侯「魚上氷(うおこおりにあがる)」は2月14日から2月18日にあたります。
池などの氷が割れて、魚が跳ねる様子を表す言葉です。俳句でも「水ぬるむ」などという季語がありますね。
この時期にはスギ花粉が飛散を始めるという、ありがたくない一面もあります。これも春の訪れを告げていると思うことにして、つらい症状を我慢することにいたしましょうか。
「魚上氷(うおこおりにあがる)」という字をデザインして書きました。
大まかに文字を書いてから、「にじみ」や「かすれ」をあとから書き足しています。パソコン画面を見ながらマウスを操作して書を楽しむなど、つい最近まで考えもしませんでした。