5年前に入院して手術を受けました。この記事を書くにあたって調べてみますと、手術の日は2月27日だったようです。
親しくお付き合いをさせていただいている方が現在入院中です。手術は明日、2月27日だそうです。同じ日だということに気づきませんでした。私の手術は大成功でしたので、その方の手術もきっとうまくいくことでしょう。
入院するという貴重な(?)体験をもとに描いたはがき絵をアップして、応援メッセージとしたいと思います。
「すいのみ」を描きました。ベッドサイドに置いておいて水分補給をする道具です。「結構なお手前で」と書き添えてあります。
私が入院中にずいぶんお世話になった道具のひとつですが、今入院しているその方は使っていないそうです。というか、病院ではお茶が出ないらしく、買ってきた水を飲んでいるとのことです。食事時もお茶はないそうです。
これはベッドの角度を変えるためのリモコンです。普段はベッドサイドに吊るしてありました。頭の方だけを起こしたり、足の方だけを持ち上げたりもできます。全体に高さを調節することもできて、テレビを見るときににはベッドを高く、ベッドから立ち上がる際には低くすることができます。「家にもほしいな」と思うほど便利なものでした。
テレビの話題が出たので「テレビカード」を描きました。退屈なのでテレビをたくさん見ました。テレビにはテレビカードを挿入しないと電源が入らない仕組みになっていました。けっこうな出費でした。その方に聞いてみると、テレビカードはないそうで、コンセントの使用料というのを払うのだそうです。それで備え付けのテレビが見られるとおっしゃっていました。病院によって違うのでしょうが、スマホの充電などされる方が多い現在ではそのシステムも有効なのかもしれませんね。
「ナースコール」のボタンを描きました。このボタンを押すと看護師さんが来てくれます。「はぁ~い どうされましたかぁ~」と言いながらの登場です。手術後、歩けるようになるのが割と早かったので、ナースコールのボタンを押すことはあまりありませんでした。
「点滴」を描きました。ハングルは「口から食べ物を食べることができる幸せ」と書いてあります。消化器系の疾患でしたので、元通りに食べられるようになるまで少々時間がかかりました。「歩いた方がいい」と言われて、病院の廊下をたくさん歩いてお腹がすいているのですが、食事時におかゆがちょっぴり、というのはつらかったです。同じ病室に入院されている方が「普通食」の方だったりすると、つらさはさらに増しました。
病院の一階にコンビニ(たぶんファミマ)があって、そこでマンガをよく買って読みました。退屈なので早く退院したかったです。さいとう・たかお氏の「ゴルゴ13」のシリーズや、ラズウェル細木氏の「酒のほそ道」のシリーズをよく読みました。はがき絵にはゴルゴに登場してもらいました。
入院中にかなり大きな地震がありました。
と思っていたのは私だけで、震度もマグニチュードもごく小さいものでした。入院していた病院は13階建てで、私が入院していたのは10階でした。よくわかりませんが、免震構造とやらのせいで10階ぐらいがよく揺れるのだそうです。揺れることで建物を揺れから守る、という構造だそうです。スタッフはもちろん、先輩患者さんたちも慣れているようでした。
今回は入院をテーマに7作品をご覧いただきました。
手術がうまくいき、入院生活が快適なものでありますように祈っております。早くご退院されますことを心よりお待ちしております。