ずーみんのはがき絵七十二候

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はがき絵いろはうた(17)

2023-03-27 17:38:24 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。あ、すでに「を」「ゑ」は飛ばしてしまいました。「ゐ」はかろうじて「ゐのしし」がありました。

 第十七回目の今回は「も」から「ん」です。

 

 

 

 

『も』・・・もぐら

 

 

 土から顔を出しているモグラを描きました。片隅にはミミズも描いて「ご飯食べた?」とハングルで書き添えました。

 韓国の挨拶は「안녕하세요?(アンニョンハセヨ?)」であるとハングル講座では学習します。これは「安寧にお過ごしですか?」という意味の挨拶で、どの時間帯でも使えます。こちらの「밥 먹었어?(パン モゴッソ?)」も親しい間で挨拶として使われるようです。「ご飯食べた?」というのが挨拶として定着しているのは素敵ですね。

 

 

 

 

『せ』・・・洗濯ばさみ

 

 

 手に洗濯ばさみを持っているところを描きました。書き添えてあるハングルは「チャンダンピョをチャンゴに固定する道具です」と書いてあります。「洗濯物が風で飛ばないようにとめておく道具」ではないところが面白いでしょう。

 チャンダンピョは「長短表」です。リズムのことをチャンダンと言い、チャンダンを記した表、つまり「リズム譜」をチャンゴ(長鼓?杖鼓?)という打楽器にとめておくのに使う道具ということです。

 韓国でチャンゴを習いました。師匠は江原道(カンウォンド)の江陵(カンヌン)の方で、ご自宅で教えてくださいました。その時にリズム譜を楽器にとめておくための道具として出されたのが洗濯ばさみでした。それがとても印象に残ったのでこの絵になりました。のちに日本でもチャンゴを教えていただく機会がありましたが、その時にも洗濯ばさみが活躍していました。私が知らなかっただけで、わりと一般的な使用法なのかもしれません。

 

 

 

 

『す』・・・すっぽん

 

 

 ある方がハングル学習を中断しておられたのですが、学習を再開されたとうかがって、記念にこのはがき絵を送りました。すっぽんを描いてなぞなぞ「じゅうぶん成長しているのに『育て!』と言われるのは誰?」を書き添えてあります。「すっぽん」は韓国語で자라(チャラ)。「育つ」は韓国語で자라다(チャラダ)。「育て!」という命令形になると자라라!(チャララ!)となります。

 커도 자라라고 하고 작아도 자라라고 하는 것은?(大きくても「育て」と言い、小さくても「育て」というのは?)というなぞなぞです。

 

 

 

 

『ん』・・・沖縄方言などには「ん」で始まる言葉がたくさんあるようですが、私のはがき絵の中には現在「ん」で始まるお題のものは見つかりませんでした。そのうち「んむくじあんだぎー」なんかの絵を描こうかな。

 

 

 ご覧いただきありがとうございます。「はがき絵いろはうた」まずは一周目の完成といたします。


はがき絵いろはうた(16)

2023-03-19 23:38:23 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。あ、すでに「を」は飛ばしてしまいました。「ゐ」はかろうじて「ゐのしし」がありました。

 第十六回目の今回は「み」から「ひ」です。

 

 

 

 

『み』・・・みょうが

 

 

 ミョウガを描きました。お釈迦様の弟子に自分の名前も覚えられない方がいて、首に名札をかけていなければならなかったそうです。他の弟子たちからは軽んじられていましたが、お釈迦様の教えをよく守り、後には高弟となって周利槃特尊者と呼ばれました。その墓所から見知らぬ草が生じ、くさかんむりに名を荷うと書いて「茗荷」ミョウガと名付けたという説話があります。ミョウガを食べ過ぎると物忘れをするという俗説があるのはこのためです。八百屋さんの符牒でもミョウガは「バカ」というのだそうです。

 しゅりはんどく尊者がお釈迦様からいただいた教えとは、箒を渡されて「掃除をせよ」ということでした。「塵を払おう、垢を除こう」と唱えながら、何年も何年も掃除をしましたが、掃除をしても掃除をしても、箒で掃いても掃いても、あとからあとから塵や埃がわき出てきます。落ち葉や動物の死骸もあったことでしょう。時には人間の死骸が道端に、ということもあったに違いありません。掃除を続けていても際限がないことに気づいたとき、「人の心もこれと同じで、煩悩が次々にわいてくる。心の汚れを落とすことはとても難しいけれど、自分はおろかで役に立たないと、自分勝手に値踏みしていたことが、自分を苦しめていたんだな。」と悟ることができたということです。

 この「しゅりはんどく尊者」をモデルにした「レレレのおじさん」というキャラクターをご存じですね。「天才バカボン」というマンガに登場します。ちなみに「バカボン」はサンスクリット語の「バカヴァッド」が語源です。意味は「悟れる者」=「仏陀」すなわちお釈迦様という意味です。ですから、バカボンのパパはときどき「これでいいのだ!」と悟りの境地をお説きになるのですが、他の登場人物はあまり理解していないようです。

 

 

 

 

 

『し』・・・シャチ

 

 

 シャチを描いて「ここに鯱あり」と書き添えました。「ここに幸あり」のダジャレです。嵐も吹けば雨も降る、険しい道であっても、ここに幸せがあると思う心があれば、青い空、白い雲を見ることができる、という意味をダジャレに込めました(ウソ)。

 浜辺で遊んでいるアザラシの群れにシャチが突っ込んできて、あわれなるかな、アザラシの子どもが捕食されてしまう、というシーンをテレビで見ました。あれってちょっと失敗してシャチが浜辺に乗り上げてしまったらどうなるのでしょう。座礁の危険と隣り合わせの、けっこう命がけの狩りだなあと思いながら見ました。

 

 

 

 

『ゑ』・・・現在、「ゑ」で始まるお題のはがき絵を探しましたが見つかりませんでした。現代仮名遣いでは使われていない文字ですので仕方ないとあきらめることにしました。

 

 

 

 

『ひ』・・・ひょうちゃん

 

 

 崎陽軒のシウマイ弁当に入っている、陶器製のタレ瓶「ひょうちゃん」を描きました。顔などが一つ一つ違っていて、手作り感が満載です。ところで、シウマイ弁当に入っている「干しアンズ」はどのタイミングで食べるのが正解なのでしょうか。


はがき絵いろはうた(15)

2023-03-12 09:39:39 | 日記

 今までに書いたはがき絵をいろは歌に沿って紹介しています。いろは四十八文字といいますが、「を」「ゐ」「ゑ」「ん」なんかをどうしようかなと困っています。まあ、飛ばしてしまいましょうか。あ、すでに「を」は飛ばしてしまいました。「ゐ」はかろうじて「ゐのしし」がありました。

 第十五回目の今回は「き」から「め」です。

 

 

 

 

 

『き』・・・キンモクセイ

 

 

 キンモクセイは秋の花です。「九里香」という異名があるそうです。ちょっとオーバーに「萬里香」と書き添えてみました。ハングルは「香りをたどればキンモクセイ」と書いてあります。

 

 

 

 

『ゆ』・・・湯たんぽ

 

 

 湯たんぽの絵を描いて「満たされて」と書き添えました。湯たんぽの中がお湯で満たされています。湯たんぽは常にお湯で満たされてなければなりません。「今夜はお湯を半分くらいにしておこう・・」というわけにはいかないのです。お湯は時間とともに冷めてきます。もし湯たんぽがお湯で満たされていないと、空間にたまった水蒸気が液体の水に戻るとき、体積がとても小さくなり、湯たんぽが変形してしまうからです。

 最近は湯たんぽを使わない人も増えてきたのではないでしょうか。このようなことも、だんだんと忘れられてゆくのかも知れません。

 

 

 

 

『め』・・・目玉焼き

 

 

 TDL=東京ディズニーランド内のレストランの目玉焼きを描きました。ハンバーグなどに添えてあるものですが、この絵のような形状をしています。この形状に焼くためにはこの形の金属の型をフライパンにのせてその中に卵を割り入れて焼かなければなりません。


風6題(その8) 43~48

2023-03-04 19:18:29 | デザイン書芸

 毎月一作品ずつ「風」という字をデザインして発表しています。

 デザインした文字ははがきに書いて、ある方に宛てて送ります。するとその方がご自分のブログにアップしてくださるという仕組みになっています。ずいぶん回りくどいようですが、書いた文字を一度投函して「旅をさせる」ことが面白く感じますのと、各地の郵便局に依頼して風景印を押印してもらうという楽しみもありまして、このようなことになっています。

 同じ文字を並べて見てみたいという気持ちになりまして、この場で発表させていただきます。

 

 『風43』 2022年9月

 「9月の風はどこからくるのか?」

 

 

 

 

 

 『風44』 2022年10月

 「行き先は10月の風が知っている・・・」

 

 

 

 

 

 『風45』 2022年11月

 「11月の風の吹くまま 気の向くまま」

 

 

 

 

 

 『風46』 2022年12月

 「12月の風になれたなら どこまでも行けるのに・・・」

 

 

 

 

 

 『風47』 2023年1月

 「1月の風が吹く空に・・・」

 

 

 

 

 

 『風48』 2023年2月

 「2月の風をおくります」

 

 

 同じような字にならないように気を付けて、用具なども変えて書いています。「風」ばかり並べて見ると、毎月一作品ずつアップされるのとはまた違った面白さがあると思います。