ずーみんのはがき絵七十二候

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第14侯 鴻雁北

2022-04-08 22:36:20 | デザイン書芸

 七十二侯中第十四侯「鴻雁北(こうがんかえる)」は4月10日から4月14日にあたります。ツバメの飛来と入れ替わるように、冬の間を日本で過ごした雁が、北の国へと帰って行く姿が見られる時候です。

 

 

 「鴻雁北(こうがんかえる)」という字をデザインして書いてみました。

 日本で越冬し、隊列を組んで北方へと飛び去って行く様子は趣が深く、昔から多くの詩歌に詠まれ、文学に描かれ、絵画の題材にもなっています。

 七十二侯では第四十九侯に「鴻雁来(こうがんきたる)」というのがあり、セットになっています。


第13侯 玄鳥至

2022-04-04 19:47:25 | デザイン書芸

 七十二侯中第十三侯「玄鳥至(つばめきたる)」は4月5日から4月9日にあたります。

 

 

 「玄鳥至(つばめきたる)」という字をデザインして書いてみました。「至」の筆順が教科書体とは違っていて、「ム」の点の部分を最後に書いています。

 冬の間、暖かい南方で暮らしていたツバメが日本にやってくる時候という意味です。渡り鳥の中でも夏の時期を日本で過ごすツバメは「夏鳥」と呼ばれます。これに対して「冬鳥」は、冬の間を日本で過ごし、夏は北の国へ帰っていきます。

 ツバメは東南アジアのフィリピンやベトナム、マレーシア、インドネシアなどからはるばる飛来するようです。距離にしますと、およそ2000㎞~5000㎞にも及びます。

 日本で人家の軒下などに泥や枯草、わらなどを材料にして巣を作り、産卵して子育てを終えると、寒くなる前にまた南の国へ旅立っていきます。七十二侯では第四十五侯に「玄鳥去(つばめさる)」があり、「玄鳥至(つばめきたる)」とセットになっています。秋分の前、9月の20日ごろにあたります。


ホトケノザ

2022-04-03 22:48:25 | 日記

 ホトケノザという小さい草花を描きました。

 「春の七草」に数えられる「ホトケノザ」はこれとは別種で、この絵の草は食べられません。ご注意を。

 

 

 ハングルで「春は概してこんな花から始まる」と書き添えてあります。

 梅や桜、ツバキやモクレンなどの木に咲く花は大きく立派ですが、道端のタンポポやオオイヌノフグリ、ヒメオドリコソウ、ナズナ、ハコベなどのあまり目立たない花から春が始まるんじゃないの、というつもりで書きました。